きゅんと痛くなるようなものが描きたくなって…。はじめはこんなふうに描き始めた。ほんで、色をぬりはじめた。色、塗るの、きらい。結局、………こうなった。いやー、他意はありまへんのや。他意は(ありすぎじゃ!)もっと上手くなりたいなぁ。え…起承転結の「転」?気を取り直してやり直し。色付け難しい。娘が笑ってる。・・・・・今、津本陽の「剣のいのち」を読んでいる。舞台は幕末。紀州脱藩、東使左馬之助が主人公。登場シーンは少ないが、その作品での土方歳三は、酒の匂いのする汗をかき優しい顔に似合わず、気性が荒く道場に現れては竹刀を振り刃引き稽古中に土方の太刀をよけ損ねて死んだ隊士を粗忽者と呼び捨てる。外から眺める土方像はぬるい感傷もなく新鮮だ。「土方さんは気の変わりやすい人だから」と新選組を出て行く左馬之助に忠告し、斬の命が下ったあとは左馬之助の命を奪おうとする沖田総司も行数わずかながらの登場だがマンガのような想像とは違う青年像が見えてくる。「燃えよ剣」ではもう酔えない。馬鹿をやってるようで、しっかりと醒めている。ほんまは、きっと、あんたなんか好きやないで、と、確かめたくてずっと10代の頃から追いかけてきたのかもしれない。なあ、歳三さん。そやで。うわぁ。もう、おひるだー。 今日は「新選組!」だい♪