京のいけず日記 もくじ|前の日|次の日
おい いい歳して 鼻水垂らしてんじゃねぇぞ 冥土で ちゃんと待っててやるからよ 泣くな 歳 負けず嫌いだから、見栄っ張りだから、 だから泣き言や弱みは他人には見せなかったと思う。 近藤さん以外には(なんで関西弁やねん) ※勝ちゃん→近藤さんは何度か名前が変わっている。 幼名は宮川勝五郎。その後、島崎勝太→島崎勇→近藤勇となった。 今や、少女向けマンガもTeen小説のたぐいも、 公然とBoysLove系が市場として立派にカテゴリとして成立している。 嫌いじゃないし、不快にも思わない。 時には歳受なんてサイトを見つけて密かにニンマリする。 だけど、私の「男同士」という強い憧れは、それとはちょっと違う。 肉体ではなく心の結びつき、恋愛という感情はない。 現実の世界で男同士で真剣に愛し合っている人はたくさんいる。 頭では理解している。 ただ、男が肉体的に愛し合う…。想像しても、見ても、読んでも、 女の体を持つ私には根っこのところが理解できない。 えーそうなんか。ほんとかなぁ。うわぁ〜。めちゃめちゃエロやんか。 なんちゅうか、オヤジが読む女の人のエロマンガと一緒やで。 実際、新選組にも男色が流行っていたと近藤の手紙に書かれている。 男同士、女の代償ではなく、肉体で愛せるものなのか。 やはり心が先にあってのものか、それとも肉体が欲情するの…。 なんて…って、きゃ〜!…な、なんてこと書いてんのダ。赤面。 愛するってどういうことだろう…? 兄の影響からか、子どもの頃から少年漫画で育ち、男同士の友情や、絆の世界に強く憧れた。 「好き」といえば、好きな男の子の、その群れの中に入りたかった。 組んず、ほぐれつ、ふざけあっている、その男友達の一人になりたかった。 …ちょっと変わっていたのかもしれない。 ダンナも子どもいる。 ダンナは生活を共にする、もっとも信頼、安心できるパートナー。 結婚する時、他の人を探してください、と言うだけは言った。 言われた彼は、それでも恋愛欠陥人の私を選んでくれた。 以来、彼の気持ちに甘えっぱなし。 申し訳ないと思う。 知りたかった答えが理屈じゃないと、失ってから分かるのだろうか。 子どもへの愛情はもっと原始的…。 いびつで心がちゃんと育たない私に、神様が与えてくれた贈り物。 と、思って、今日も子どもに愛の文句タラタラ。 違う…っちゅうねん。 歳三という人物、私は、まっすぐ、まだ見ていない。見えていない。 恋に恋してる子どものように自分の中だけで昂ぶらせている。 夢想遊びを演出せずに見つめた時、 どんな像があらわれるのか、私は知りたい。 裸身の歳三に触れてみたい。 やっぱり好きだぁ、歳三さんっ!(…で、終わるんかい)
Sako
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