京のいけず日記
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2003年11月05日(水) |
ドツボの3日目。ため息ばかり。 |
むっつり歳三さんを何とか笑わせたい総司くん。
真底くたびれてしまうと、上等の笑いでも笑えない。笑かす、笑う、笑えるってすごいエネルギー。
「梅の花壱輪咲ても梅はうめ」大まじめな顔して詠んだのかな、土方さん。
テレビで 野球のアテネ最終予選をやっていた。
ふだんスポーツにあまり興味の無いダンナがチャンネルを合わせる。
いつもならチャンネルを合わせるのは私の方なのに。会話を合わせるのも、返事をするのも億劫だ。
原因は思い当たらない…。 長い間、このどうしようもない性格とつきあってきた。
何もしたくない 何も考えたくない 誰とも会いたくない 話したくない 笑うことも 怒ることも 泣くことも 何も感じない ただ、だるいだけ 大人だってこんな時がある。
仕事もなく、家族もいなかったら、生きるリズムもなくて、 一日家にいて、起きたままの格好で、起きているのか、いないのか、 時間の自覚もなく、目覚めないまま底辺に沈んでいるだろう。
中2の娘はよく見ている。 「お母さん、ため息ばっかりようつくな」
部活に、勉強に、トモダチに、ハタから見ても、一生懸命、毎日忙しい娘。 「よう、ほんまにがんばるなぁ」と言うと、 「そんなに、よう、グータラできるなぁ」とかえってきた。
電話で人と話す、切ったとたんに、またため息。 「なんで、そんなに高い声で話すん?」 無意識のうちに無理している人づきあい。 実力以上にがんばろうとしている仕事。 でも、今、全ての無理をやめてしまったら、たぶん、 私なんて、生きている意味を見出せない…。
土方歳三に惹かれる理由、一つだけは明確だ。 起きているのか、いないのか、そんな時間を持つ間もなく、駆け抜けるように、完結し、いってしまった。 歳三自身ではなく、その濃い生き方に、この年になっても憧れる。
これからの時間、どう生きようか…。
Sako
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