京のいけず日記 もくじ|前の日|次の日
バラガキ時代の歳三と近藤さんの会話 例によって、女のところから朝帰りの歳三さん。そっと試衛館の庭づたいに道場へ入ろうとしたら、まずいっ!廊下で、近藤さんとバッタリ出くわした。 勇「おいっ。おまえ、また悪さしたんだってな」 歳三「な、なんだよ、いきなり」 勇「商家の女泣かせただろ。こっち向け、歳」 歳三「お、俺ァ、なんもしてねぇーよ。向うがほっとかねぇのさ」 勇「この野郎ォ、抜けぬけと。悪さするガキはな、お尻ペンペンだ」 歳三「…お、お尻…ペンペン……!?」 (思わず想像してしまう二人) あれは誰の本だったけかなぁ。すごく可愛い歳三さんが描かれている。 江戸に敗走後、甲陽鎮撫隊として出陣。途中、立ち寄った日野宿でのこと。 珍しく酔っ払った歳三さんが、姉ののぶが「おまえの寝間はこっちに用意してある」と言っても、「俺と近藤さんは夫婦みたいなもんだ。それなのに一度も一緒に寝たことがない」と、近藤と一緒に寝るとダダこねをする。(もちろん変な意味ではない) 仕方なく近藤の部屋にもう一組布団を引き、近藤が優しく「何か話があったのか?」と話し掛けると、布団の中の歳三はすでに寝息を立て、その顔には一筋涙のあとが…。 それまで、あまりこういう美味しいシーンのない男っぽい小説だっただけに、このシーンにグッときてしまった。また読みたくなってきた。池波、いや村上元三だったけ…??明日探そう。 この日記…、ジャンル、テキストにしていていいのかなぁ…。申し訳ない。 今、京極夏彦巷説百物語見てるの。ま、ま、面白い。 お休みなさい、また明日。
Sako
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