井口健二のOn the Production
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2009年11月01日(日) クリスマス・キャロル、理想の彼氏、THIS IS IT、釣りバカ日誌20、キャピタリズム、いぬばか、ジュリー&ジュリア、2012

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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介しています。     ※
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『Disney's クリスマス・キャロル』
             “Disney's Christmas Carol”
過去に50回以上も映像化されていると言われるチャールズ・
ディケンズの古典クリスマスストーリーから、今回は『バッ
ク・トゥ・ザ・フューチャー』などのロバート・ゼメキスが
脚色・監督した作品。
物語は原作通りのクリスマス・イヴの出来事、人嫌いで強欲
な守銭奴スクルージの許へ、先に亡くなった共同経営者の導
きで3人のクリスマスの精霊が現れる。その3人はスクルー
ジに過去・現在・未来の彼の姿を見せ付け、それによって冷
たかった彼の心が溶けて行く…というもの。
この物語を今回は、ゼメキス監督が『ポーラー・エクスプレ
ス』や『ベオウルフ』などで培ったパフォーマンス・キャプ
チャーの技術を駆使し、ジム・キャリー、ゲイリー・オール
ドマン、コリン・ファース、ロビン・ライト・ペン、ボブ・
ホスキンスらの出演を得て映像化している。
俳優を、声優だけでなくその演技も取り込んでCGIアニメ
ーション化するパフォーマンス・キャプチャーでは、俳優は
いろいろな役柄に挑戦できるが、今回のキャリーは、高齢の
スクルージの他、各年代のスクルージと、3人の精霊も1人
で演じている。
そしてパフォーマンス・キャプチャーでは、先行の2作品も
3Dの映像が話題を呼んだものだが、今回は特にその映像が
見事に計算されているものだ。
中でも、巻頭少し後のロンドンの町中を縦横無尽に動いて行
く映像はその立体感も素晴らしいもので、無理に何かが飛び
出してくるようなことをしなくても、3Dが堪能できること
が証明されていた。さすが3Dでは一日の長という感じだ。
さらにプロローグでは、原作の挿絵がそのまま膨らんで3D
の映像になるなど、その演出効果も存分に楽しめた。
ただ物語の展開は、原作が常識であることが前提なのか、か
なり端折り気味で、この映画だけではスクルージの心変わり
が充分に描かれているかどうか多少不安になる。でもまあ、
それを補って余りある映像が展開される作品であることは確
かだろう。

クリスマスには最高のプレゼントという感じの作品だ。

『理想の彼氏』“The Rebound”
2人の子持ちで40歳の女性と、24歳でフリーターの男性との
ラヴストーリーを描いた作品。
普通に考えてこのような2人が恋に落ちることは少ないと思
えるが、そんな奇跡の恋物語が見事に描かれる。しかも、そ
の恋愛感情は主に精神的なものであり、そんな精神面が徐々
に進展して行く物語が丁寧に描かれている。
日本映画でもこのような、いわゆる道ならぬ恋の物語は時々
見かけるが、その2人が一体互いのどこを好きでそうなった
のか、理解できないことが多い。その「そうなってしまった
のだから仕方ないだろう」的ないい加減さには、いつも辟易
していたものだ。
それが本作では、実に見事に2人の互いを必要としている心
理が描かれているし、そこに至るまでの経緯も、それは偶然
に掛かる部分もありはするが、実に自然に物語が進展して行
くものだ。
主人公の女性は、サンフランシスコに住んでいたが夫の浮気
を確認してしまい2人の子供を連れてニューヨークにやって
くる。そして彼女は新しい人生を男に頼らず生きて行こうと
心に決めていた。
一方の男性は、24歳になっても親掛かり、コーヒーショップ
の店員をしながら、その店の2階にあるアパートの管理も任
されていたが、そこに彼女と2人の子供が引っ越してくる。
そして最初は、彼女が就活中に子供の世話などを頼まれるの
だが。
この男女を、『シカゴ』でオスカー受賞のキャサリン・ゼタ
=ジョーンズと、『ナショナル・トレジャー』ではニコラス
・ケイジとダイアン・クルガーに振り回される役柄のジャス
ティン・バーサが演じている。
また、1980年代の人気テレビ番組『爆発!デューク』に主演
のジョン・シュナイダーがカメオ的に出演している他、ケリ
ー・グールドとアンドリュー・チェリーという2人の子役が
見事な演技を見せてくれる。脚本と監督は、日本には初お目
見えのバート・フレインドリッチ。
女性はキャリアウーマンとしての立場を築いて行き、男性は
親離れができない。これでは2人の恋が実るはずもない。そ
んな2人がそれでも互いの関係を認め合い、お互いを不可欠
なものと認識して行く。その展開が見事に描かれた作品だっ
た。

『THIS IS IT』“This Is It”
今年6月に急逝したマイクル・ジャクスンが、今年の夏に予
定されていたワールドツアーに向けて準備していたライヴス
テージのリハーサルの模様を撮影したドキュメンタリー。
ショウそのものの演出を担当していた『ハイスクール・ミュ
ージカル』などのケニー・オルテガが、この映画版の監督も
務めており、恐らくはショウの構成に従ってリハーサルでの
パフォーマンスが紹介されて行く。
それは、衣裳こそ着けられてはいないが、正にショウそのも
のが全編を通して再現されているものであり、世界中でその
ショウを待っていたファンにとっては最高で最後の贈り物と
なったものだ。
しかもそこには、マイクルの音楽に対する姿勢やパフォーマ
ンスに関する考え方、さらには共演者に対する気遣いや家族
への思いなども語られる。その一方で、着られなかった衣裳
のデザインやコンサートに使用される予定だった映像なども
紹介され、正にコンサートの全貌が観られるものにもなって
いた。
僕自身はコンサートなどついぞ行ったことのない人間だが、
この作品を観ているとこの衣裳をマイクルが着ている姿を観
たかったなどとも思ってしまったものだ。でもそれは叶わぬ
こと、この作品を最後のプレゼントとして受け取らなくては
ならないのだ。
それにしても、それぞれのパフォーマンスごとに恐らくは何
10本もあったであろう記録映像を丁寧に切り貼りして、それ
ぞれの作品に仕上げている技術は素晴らしいもので、そこに
は画質ごとに別のスタイルにするなど観客の違和感を極力押
さえる工夫もされていた。
また、映画の中では1983年ジョン・ランディス監督で発表さ
れたプロモーションヴィデオの名作“Thriller”を3Dでリ
メイクしている現場も写し出されており、いつかその作品も
観せて貰いたくなったものだ。
なお、本作品はすでに公開されている(試写会は世界一斉の
封切り時刻の6時間前から2回だけ行われた)ものであり、
しかも公開期間が2週間の限定では、ここで紹介する効果が
どれほどあるかにも疑問を感じてしまうところだが、本作を
観たことを自分自身の記録として残しておきたい、そんな気
持ちにもさせてくれる作品だった。

『釣りバカ日誌20/ファイナル』
1988年からほぼ毎年1本ずつのペースで製作され、他に2本
のスペシャル版も公開された人気シリーズの第20話にして最
終話。
このシリーズに関しては、何故か昨年の『19』から試写状
を送って貰えるようになったものだが、それがあっという間
に最終話となってしまった。従って作品には特別な思い入れ
はないが、このようなプログラムピクチャーのシリーズが日
本映画を支えていた時期があったことも考えると、それが失
われることには残念という気持ちはするものだ。
お話は、いつものようにぐうたら営業部員でありながら、勤
務先の会社の創業者会長と昵懇の間柄の主人公が、今回は珍
しくも会社の業績に貢献したり、さらに北海道を舞台に会長
のバックグラウンドにも関る問題を解決する。
そしてそこには北海道での渓流釣りの風景や、その後にはち
ょっと驚くような仕掛けも施されていた。
さらに最終話ということで、映画のエンディングには各々の
登場人物が舞台から三方に向かって頭を下げるグランドフィ
ナーレの様式が取られていたり、それは華やかに締め括られ
ているものだ。
ただまあ、世界不況の現状は避けては通れなかったようで、
それによる社会的な暗い話題も登場してしまうのは致し方な
いものだが、出来たらもっと華やかにフィナーレを飾りたか
った…そんな気持ちは察せられるところだ。

出演は、西田敏行、三国連太郎、浅田美代子、中本賢、奈良
岡朋子、笹野高史らのレギュラー陣に加えて、今回は松坂慶
子、吹石一恵、平田満、角替和枝、六平直政らがゲスト出演
している。
ところで、前作を観ていたときに映画の主題曲が何となく気
になっていたのだが、今回観ていて映画の後半に突然ラテン
の名曲「シェリトリンド」の替え歌が登場してびっくり、主
題曲は正にそれだったようだ。
そしてその曲を中心にミュージカル仕立てになったのも驚き
で、それは極めて泥臭くなるように演出されているのだが、
その洒落気にも驚かされた。それからエンディングの背景に
は、「納竿」という監督の書が登場。最後までしっかりと観
させてくれたものだ。


『キャピタリズム』“Capitalism: A Love Story”
『ボウリング・フォー・コロンバイン』などのマイクル・モ
ーア監督による『シッコ』以来2年ぶりとなる新作。本作で
は2008年9月15日に起きた投資会社リーマン・ブラザーズの
経営破綻を中心に、アメリカが信奉するキャピタリズム(資
本主義)の本質を炙り出す。
アメリカンドリームという言葉に象徴されるように、この国
では金(資本)を持つことが成功の最高の目標とされ、資本
の獲得が全てに優先される。それは経済弱者からの収奪を促
し、貧富の差の拡大を誘導する。
そんなアメリカ社会の現状が、特にブッシュ政権末期に襲っ
たリーマンショックの状況から、オバマ当選までの時間の中
で語られて行く。
そこにはまた、自宅住居を銀行に差し押さえられて路頭に迷
う人々や、知らない間に会社が受取人の生命保険を掛けられ
ていた従業員の話など、日本でも見られそうな状況も多々描
かれているものだ。
実際に僕自身が以前に勤めていた会社では、会社が受取人の
生命保険を掛けられていて、いくら何でもそれは退職したと
きに解約されたと信じたいが、当時僕が死んだらその会社に
保険料が支払われる状況にいた。従って僕自身には、かなり
身に染みる内容で真剣に観ざるを得ない作品だった。
ただしそれをモーア監督は、特にレーガン、ブッシュと続く
共和党政権を標的として皮肉を込めて描いており、そこには
アニメーションなども登場して笑わせてくれている。このた
め僕が鑑賞した試写会では笑い声もかなり挙がっていたが、
手を胸に置いて考えるとあまり笑ってばかりもいられないと
思わせる作品だった。
元々モーア監督は、最初に評判を取った『ロジャー&ミー』
の時から資本主義に対する疑念を追求してきたもので、それ
が再び原点に戻っての本作となっている。そのため本作では
1980年発表の作品との対照も行われているが、状況は変って
いないばかりかさらに悪化しているように観えるのは恐ろし
いところだ。
そしてその疑念が、本作ではオバマ当選によって払拭される
かのように描かれているのも心配なところで、それは日本人
にとっても同様の状況にあるようにも感じられた。

『いぬばか』
2004年に週刊ヤングジャンプで連載が開始され、現在は月刊
で連載が続いている桜木雪弥原作コミックスの映画化で、テ
レビのヴァラエティ番組などに出演しているスザンヌによる
映画初主演作品。
バカが付くほど犬好きの女性が実家には書き置きを残しただ
けで愛犬を連れて上京。ところがその愛犬がいきなり他の犬
に交尾して、交尾された側の飼い主は大慌て。その飼い主は
ペットショップの店長で、彼女はそのペットショップに勤め
ることに…というお話。
何ともまあ安直な展開だが、ただしこの作品には、ペットを
飼うことに対する人間の責任やペットロスの問題なども描か
れていて、それなりに問題意識も持って作られている作品で
はあったようだ。
因に本作の映画化には、日本の動物保護団体では初めてイギ
リス王立動物虐待防止協会の国際会員に認定されたNPO団
体のARKや、科学的な根拠に基づいて犬の訓練を行う専門
団体のD.I.N.G.O.などが協力して100匹以上の犬の出演
が実現しているそうだ。
その犬種は、主人公の愛犬として登場するARKから提供さ
れたミックスの他に、ラブラドールレトリーバー、ゴールデ
ンレトリーバー。さらにチワワ、ポメラニアン、フレンチブ
ルドッグ、芝犬、アフガンハウンドなどが登場している。
一方、人間の共演者は、『仮面ライダーカブト』などの徳山
秀典と、『さまよう刃』などに出演の岡田亮輔。他に宮崎美
子、前田健、赤座美代子、渡辺美奈代らが顔を出している。
上にも書いたようにそれなりの問題意識は持って作られてい
る感じで、その意味では悪い評価は出来ない作品だ。
ただまあ、この手の作品でお笑い芸人をずらずら並べて演技
力の無さを誤魔化すのは、そろそろ止めにして欲しいところ
ではあるが。それもヴァラエティ番組の乗りで作られている
のであれば、それはもう何の文句も付けられない世界になっ
てしまう。
因にスザンヌの演技は、等身大というか、ほとんど地のまま
という感じで、それはヴァラエティ番組の出演時とほとんど
変らないものになっているから、まあそうだと思ってしまえ
ばさほど気にはならなかった。
とは言うものの、彼女を本当に育てたいのであれば、もう少
しは時間を使って演技指導などもして欲しかったものではあ
るが、恐らくテレビの仕事が忙しくてそれどころではないの
だろう。その辺は多少勿体無くも感じられたものだ。

『ジュリー&ジュリア』“Julie & Julia”
アメリカではテレビにも出演して人気者だった料理研究家の
ジュリア・チャイルズ。そのジュリアの料理本に掲載された
500を超えるレシピを1年を掛けて作り続け、その記録を個
人ブログで発表したジュリー・パウエル。そんな2人の女性
の2つの実話に基づく作品。
ジュリアは185cmという長身の女性、40歳を過ぎて結婚した
外交官の夫と共に、夫の赴任先のパリにやってくる。そこで
外交官の妻の暇を持て余したジュリアは、何と名門料理学校
コルドン・ブルーのプロ養成コースに入学、最初は満足に包
丁も使えなかったが、持前の負けん気で猛特訓の末、めきめ
きその腕を挙げる。
そして料理本を執筆中という女性たちと知り合い、夫の赴任
先を転々としながら8年を掛けて原稿を完成。700ページを
超える大作は出版社もなかなか決まらなかったが、それでも
ついに1961年に出版。テレビ番組「ボナペティ」にも出演し
て一躍人気者となる。
そして現代、9/11後のニューヨーク市庁に務めるジュリー
は日々受けるいろいろな市民の苦情に身も心もくたくただっ
たが、そんな彼女の気分転換は料理を作ることだった。そし
て最も落ち込んだある日、彼女はジュリアの料理本を全て実
現する計画を立てる。
このジュリア役にメリル・ストリープが扮し、本人はそれほ
ど長身ではないはずだが、見事に長身で甲高い声の女性を演
じ切っている。そしてジュリー役には、昨年の『ダウト』で
ストリープと共にオスカー候補になったエイミー・アダムス
が再度の共演を果たしている。
物語の発端は1949年、そして2002年。この時代を超えた2つ
の物語が見事にシンクロし、夢や挫折もある物語が展開され
て行く。脚本と監督は、『めぐり逢えたら』などのノーラ・
エフロン。1983年『シルクウッド』でメリルの主演女優と共
にオスカー候補に名を連ねた脚本家が、こちらも再会を果た
しているものだ。
僕自身ホームページは開いているが、僕は他人の反応などあ
まり気にせず勝手に書きたいことを書いている方だ。それで
もたまに自分の名前を検索して良い反応を見つけたりすると
嬉しくもなる。そんな自分もちょっと共感する作品だった。

『2012』“2012”
すでに、15分の特別映像と、前半53分までの物語という2回
もマスコミ向けの上映が行われた作品が、ついにその全貌を
露にした。
物語の発端は2009年。インドの鉱山の地下3000メートルに設
けられたニュートリノの検出施設で、検出用の純水が沸騰を
起こす。それは、今までは物質と反応しなかったニュートリ
ノが、太陽の異状活動で活性化し、地殻を電子レンジのよう
に加熱し始めた証拠だった。
この事態を把握したアメリカ政府に務める研究者の主人公は
直ちにワシントンに戻り、その報告を直接大統領に告げる。
それは地殻が加熱によって流動化し、地球に重大な災害をも
たらすとした予測が現実化したということなのだ。
これに対してアメリカ大統領は、G8サミットの席で通訳も
排除した首脳だけの秘密会議を開き、各国に人類の存亡を賭
けた作戦の遂行を提案する。しかしその事実は、その他の民
間には全く知らされなかった。
こうして発動された秘密計画は、それでも徐々に漏れ始める
のだが…その一方で、挫折したSF作家で妻と2人の子供に
も決められた日にしか会えないもう1人の主人公は、子供と
の面会日に2人を連れて山にキャンプに出掛けるのだが、そ
こで異常な事態を目撃する。
そしてその事態から重大な危機の到来を察知した主人公は、
今では一緒に暮らすことも出来ない家族を救うために、人生
最大の決断をして行くことになる。
『日本沈没』どころか、正しく「地球沈没」といった感じの
物語であり、そこには小松左京の物語と同様に「事実を民衆
に知らせるべきか否か」という葛藤も描かれている。そして
2時間38分の上映時間を掛けて国際政治から個人までのあら
ゆるレヴェルの物語が展開される。
それはまた、過去に作られたありとあらゆるデザスター映画
の集大成のような映像のオンパレードであり、地震、噴火、
津波などの災害が、過去のどの作品もはるかに超える巨大な
スケールで描き出されている。
ただまあ、雲仙の悲劇を知る者には火砕流はそんなに甘いも
のではないと言いたくなるシーンはあるし、これだけの災害
の後ではそうた易く青空は見えないだろうとか、特にマヤ暦
が期限を切っているのに何で手をこまねいていたのかなど、
言いたいことはいろいろあるが…

とやかく言うのは止めにして、とにかく娯楽映画として、映
画館の大スクリーンで観るための入場料が惜しくないと断言
できる作品だ。
主演はジョン・キューザックとキウェテル・イジョフォー。
他に、アマンダ・ピート、ダニー・グローヴァー、オリヴァ
ー・プラット、タンディ・ニュートン、ウッディ・ハレルソ
ンら。どちらかというと渋目の作品歴の並ぶ俳優たちが人類
史上最大の災害に立ち向かって行く。


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井口健二