井口健二のOn the Production
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2008年08月01日(金) 第164回

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※このページは、SF/ファンタシー系の作品を中心に、※
※僕が気になった映画の情報を掲載しています。    ※
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 今回は、東京の五反田にあるイマジカで行われたPrivate
Showに招待され見学してきたので、その報告から始めること
にしよう。
 昔、東洋現像所と呼んでいたイマジカは、子供の頃に父親
が初めてカラー写真を撮ったときには、ここまでフィルムを
郵送して現像してもらっていたものだ。そのイマジカは、現
在では日本の映像産業の中核を担う場所という感じで、DI
(フィルムのディジタル化による処理)からVFX、さらに
Blu-ray Discへのパッケージ化や、HD撮影なども手掛けて
いるそうだ。
 今回のショウはその業務の紹介という感じのもので、まず
第1試写室でのプレンゼンテーションに続いては、各種機材
の展示紹介や、第2試写室に新たに設備されたDolby-3Dによ
る3D作品のデモンストレーションなどを見学した。そこで
このページでは、この3D作品を中心に報告する。
 このページや映画紹介でも、今までに何本か3D作品を紹
介しているが、それらはいずれも円偏光板を用いたReal-3D
システムによるものだった。それに対して今回は、僕自身は
初体験となるDolby-3Dを鑑賞したものだ。このシステムは、
赤・青・緑の光3原色を、それぞれ微妙にシフトさせた2色
ずつを交互に用いて左右画像の映写を行い、それらを多層色
フィルタで左右に分離して鑑賞するもので、旧来の赤青眼鏡
の方式を究極に進化させたものとも言える。
 そして会場では、テレビ局でのイヴェント用に制作された
『スカイクロラ』の空中戦シーンと、10月25日の日本公開が
決定した『センター・オブ・ジ・アース』、及びすでに地方
公開中の『シーモンスター』の予告編が3D上映された。
 この内で一番に注目したのは、『スカイクロラ』の空中戦
シーンだったが、ここでは本編冒頭の約2分間が3D化され
ていたようだ。その映像は2D作品からの3D変換というこ
とだが立体感はなかなかの迫力で良い感じがした。ただし、
元々が3Dは考慮されていなかったのか、本来ならもっと観
客の顔面に向かって飛んでくるような3D演出が欲しかった
ところだが…、まあ全体の試みとしては成功と思えた。
 それで、Dolby-3Dの使用感は、明るさも色彩も問題ない感
じで、Real-3Dとの甲乙は付けがたいという感じだった。た
だし、使用する眼鏡はかなり高価なもののようで、Real-3D
のようにお持ち帰りとは行かなかったが、プロジェクターの
システムはReal-3Dより簡単というメリットはあるようだ。
しかし以前の情報で家庭用にも実施できると書かれたサイト
を見たが、僕の理解ではそうも行かない感じがしたもので、
その辺はもう少し確認したいと思うところだ。
 その他の展示では、最新型の4KカメラDALSA Evolution
が素晴らしい性能を見せてくれていたもので、その横に置か
れたソニー製のCineAltaは完全に時代後れの感じがした。こ
れでいよいよ本格的なディジタル映画時代が到来しそうだ。
それにしてもソニーは、4Kのプロジェクターは宣伝してい
るのに、4Kのカメラの発表がないのはなぜなのだろうか。
 後は、DIによる画面補正や、画像ビットレートのアップ
コンバートの実演なども見学したが、ディジタル映像の最先
端を見せてもらっている感じで、実に有意義なものだった。
ご招待いただいた久保田さんにはこの場を借りてお礼申し上
げます。
 と言うことで、以下は製作ニュースを紹介しよう。
        *         *
 まずは久々にSF名作の映画化の情報で、『アイ・ロボッ
ト』などの原作者アイザック・アジモフが、1941年から49年
に掛けて執筆し、1951年から53年に単行本化された銀河系の
遠未来史“The Foundation Trilogy”(銀河帝国の興亡)の
映画化を、旧ニューラインの創設者ボブ・シェイとマイクル
・リンの製作で進めることが発表された。
 この計画については、実は以前はフォックスが権利を保有
していたものだが、そこでは実現せず。その権利が失効して
ワーナーが獲得。ニューラインの権利をワーナーに譲渡して
独立したシェイとリンが、新たに設立した製作会社のユニー
ク・フューチャーズを通じて、その第1作として製作を進め
るというものだ。
 人類が築き、12000年も存続した銀河帝国が人知れず崩壊
を始めた頃の物語。1人の天才数学者がその事実を予見し、
その後の第2帝国が成立するまでの暗黒時代を少しでも短く
するために、銀河の英知を集めたFoundationと呼ばれる組織
を作り上げる。それは暗黒時代を迎えても、そこには人類の
知識が保存され、それを新たな帝国の礎にしようとするもの
だ。しかしそれはその存在自体が現状の帝国と対立し、また
Foundationも内部崩壊の危機に陥って行く。
 アジモフがエドワード・ギボン著『ローマ帝国衰亡史』に
ヒントを得て構想した人類の未来史は、その他の歴史書など
の影響を受けながらそれを未来の大宇宙に転嫁することで、
壮大な規模の作品群として完成された。その物語は、1980年
代にアジモフ自身によって書き継がれ、またアジモフの没後
にも新たな作家たちによって発展されている。
 その映画化をシェイらとワーナーが進めるとしたもので、
監督や脚本家などは未定なものの、まずは最初のtrilogyの
第1巻の脚色を完成させ、それが上手く行ったら直ちに第2
巻、第3巻と進めて、『LOTR』で成功したのと同じ方法
で3部作の映画化を行うとしている。つまりこれは、実現す
れば3年連続での映画化という計画になるものだ。
 因にこの脚色には、過去には『ザ・コア』のジョン・ロジ
ャース、『スピーシーズ』のデニス・フェルドマン、『アイ
・ロボット』のジェフ・ヴィンターらの名前が挙がっていた
ようだが、現状で誰がタッチしているかは明らかではない。
しかし、3部作が目標となればかなりしっかりしたヴィジョ
ンの持ち主が必要とされる訳で、『LOTR』でのピーター
・ジャクスンやフラン・ウォルシュのような作家の登場が期
待されるところだ。
 一方、アジモフが執筆した原作は、1980年代には前日譚な
ども含む全7巻に拡大されており、将来的にはその映画化も
期待したいし、その他の関連作品も含めた壮大な未来史の映
画化も期待したい。
 なお、シェイとリンが設立したユニーク・フューチャーズ
は、ワーナーと3年間の優先契約を結んで毎年2作品を製作
するとしているもので、今回の計画がその第1作とされてい
る。しかし製作の規模から考えて製作第1号になるとは考え
難く、多分その前に小品の製作はされることになりそうだ。
とは言っても、本作についても契約期間の3年以内に製作の
目処は付ける必要があり、その実現に向けてこれからの情報
が注目される。
        *         *
 続いてはサンディエゴで開催されたComic-Conに関連して
コミックスの映画化の話題をいくつか紹介しよう。
 最初は続報で、2006年2月15日付第105回などで紹介した
“Caliber”の映画化を、ジョン・ウー監督で進めることが
発表された。
 この計画は、以前の紹介では、ジョニー・デップが原案を
担当したコミックスを、デップの主演を視野に入れて映画化
するということだったが、今回の報道ではデップ主宰の製作
プロダクション=イフィニタム・ニヒルが映画製作に関与し
ていることは報じられていたが、原案その他についての情報
は明確にはされていなかった。
 元々この計画は、女優のロザリオ・ドースンの原案による
“O.C.T.: Occult Crimes Taskforce”などと共に、当時は
トロントに本拠のあったSpeekeasy Comicsという出版社から
発表されたものだ。しかし上記の報告の直後にこの出版社が
営業を停止、計画は宙に浮いてしまった。そして“O.C.T.”
に関しては、アメリカのImage Comicsが権利を引き取って出
版を行い、映画化権はディメンションが獲得。ドースンの製
作主演で計画は発表されているが実現には至っていない。
 一方、“Caliber”に関しては、Radical Comicsという出
版社が権利を引き継ぎ、コミックスは今年6月に出版された
ようだ。なおこの出版社は、1970−80年代にはKISSやレッド
・ツェッペリン、ビートルズなども手掛けた元ロック写真家
のバリー・レヴィンが設立。シンガポールに本拠を置くアー
チスト集団Imaginary Friend Studiosとの連携の許、今年の
5月から本格的に始動しており、それに合せての映画化の発
表となったものだ。
 因にジョン・ウー監督は、以前の紹介の時にもすでに報告
されていたものだが、今回の発表ではウー作品を手掛けるラ
イオン・ロック社も製作会社に名前を連ねている。ただし、
ウー監督の予定では、『レッド・クリフ』の後編が来年正月
の公開予定で製作中であり、さらにその後には“1949”と題
された作品も計画されていて、今回の計画が進むのは少し先
になりそうだ。それにデップのスケジュールも目白押しで、
ここは少し待ちたいところでもある。
        *         *
 続けてRadical Comicsでは、『Xメン』や『スーパーマン
・リターンズ』などのブライアン・シンガー監督が主宰する
製作プロダクション=バッド・ハット・ハリーとも提携して
“Freedom Formula”と題された未来物のコミックスの映画
化計画も発表している。
 この作品は、未来型『トップ・ガン』とも紹介されていた
が、実は未来のカーレースを題材にした物語で、遺伝子操作
によって誕生したレースドライヴァーが、自分の血筋が社会
を変える力を持つことに気付く…というもの。これだけでは
何のことかよく判らないが、5巻本の原作コミックスは8月
から出版されるとのことだ。
 そしてこの映画化を、シンガー主宰のプロダクションで行
うというものだが、ただしシンガーはこの計画では製作のみ
担当して、監督にはタッチしないとのこと。なおシンガーは
もう1本、Image Comics発行の“Capeshooters”と題された
スーパーヒーロー専門のパパラッチを描いたコミックスの映
画化にも製作のみで参加するとしており、“Superman”の続
編の映画化が頓挫している状態でこのスタンスは、ちょっと
勘繰りたくなるところだ。
 さらにRadical Comicsでは、ユニヴァーサル及びスパイグ
ラス社とも、“Hercules: The Thracian Wars”と題された
コミックスの映画化(『ハンコック』のピーター・バーグ監
督)を契約しており、それぞれレヴィンが製作者にも名を連
ねる契約では、先にマーヴェル・コミックスが映画製作会社
を立上げて成功した後を追う構えのようだ。ただし実際は、
Speekeasyもそれを試みて失敗している訳で、ここは先人の
轍を踏まぬようにも頑張ってもらいたいものだ。
        *         *
 お次は、前々回“Red Sonja”の計画を紹介したロバート
・E・ハワードの創造によるキャラクターで、『コナン』や
“Kull”のシリーズにも登場する不死身の魔法使いタルサ・
ドゥームを、『ブラッド・ダイヤモンド』などでオスカー候
補にもなっているジャイモン・フンスーの製作主演で映画化
する計画が発表された。
 このキャラクターは、実はハワードの小説よりもコミック
スで活躍しているようで、来年Dynamite Entertainmentとい
う会社が出版を予定しているシリーズでは、ドゥームを主役
にした物語も登場することになっている。そして今回は、こ
のコミックスの出版に合せて映画化が計画されたようだ。
 因に、1982年公開の映画『コナン・ザ・グレート』では、
ダース・ヴェーダーの声でも知られるジェームズ・アール・
ジョーンズがこの役を演じており、確かちょっとひょうきん
な感じで演じられていた記憶がある。その役柄をフンスーが
引き継ぐことになるものだが、今回は主役ということで、彼
がヒーローになり損ねた事情や不死身となった経緯などが描
かれることになるようだ。
 なお、Dynamite Entertainmentは、テレビで人気が再燃し
ている“Battlestar Galactica”や、“Zorro”“The Lone
Ranger”“The Army of Darkness”などのコミックス版も手
掛けているもので、さらにロベルト・ロドリゲスの製作で進
められている“Red Sonja”の映画化にも関わっているとの
こと。今回の計画は、脚本や監督も決まっておらず、製作配
給なども未定だが、この状況では“Red Sonja”と同じく、
ヌ・イメージス/ミレニアムが絡む可能性は高そうだ。ここ
でもまた新興の映画会社の誕生となるのかな。
        *         *
 コミックスの話題はここまでにして、お次は製作ニュース
の最初にも登場したジョニー・デップの別件の情報。それは
ディズニーでティム・バートン監督が進めている“Alice in
Wonderland”のリメイク版のマッド・ハッター役にデップの
出演が噂されているというものだ。
 この映画化は、『ムーラン』などを手掛けたリンダ・ウル
ヴァートンの脚本で今年11月に撮影開始、2010年3月5日の
全米公開が予定されているものだが、主演のアリス役にはオ
ーストラリア出身のミア・ワシコウスカという女優が起用さ
れている。そして今回は、不思議の国で開かれる「マッドな
お茶会」に登場するハッター役をデップが演じるとの噂で、
バートンとデップの関係を考えるとこれはありそうだ。
 なお、ディズニーで製作される“Alice…”は、実写と、
『ベオウルフ』などで使われたパフォーマンスキャプチャー
の合成で撮影される計画で、出演者の内、アリスだけが実写
のキャラクターと予想されているものだが、原作の挿絵でも
2頭身半のように描かれているマッド・ハッターを、果たし
てデップはどのように演じてくれるのだろうか。
 因にデップの予定表では、“The Imaginarium of Doctor
Parnassus”と“Public Enemies”の撮影はすでに完了して
おり、この後に正式に発表されているのは、ミラ・ナイール
監督の“Shantaram”と、ハンター・S・トムプスン原作の
“The Rum Diary”となっている。この内、ナイール作品は
以前の計画では今年の1月からの撮影になっていたもので、
ちょうど1年遅れるとすれば、来年1月の撮影開始となる。
その前に、“Alice…”が11月の撮影ならタイミングは良い
感じのものだ。
 それから、今回のアリス役に発表されたワシコウスカは、
現在ナイール監督がヒラリー・スワンク主演で撮影中の伝記
映画“Amelia”にも出演しているとのことで、面白い巡り合
わせも感じるところだ。
        *         *
 パフォーマンスキャプチャーの次は、アニメーションと実
写の合成で、ワーナーが進めているルーニーテューンズの映
画化に、今度は“Marvin the Martian”をフィーチャーする
計画が発表された。
 このキャラクターは1948年にチャック・ジョーンズによっ
て創造されたものだが、基本の設定は地球を破壊するために
火星から来襲したというもの。しかしその計画は、必ずバッ
グズ・バニーによって頓挫させられてしまうのだ。
 そして今回の映画版の計画は、実写とCGIの合成で進め
られるもので、物語はクリスマスを背景としたもの。火星人
のマーヴィンは、クリスマスを破壊するために地球に現れる
が…という展開になるようだ。
 監督、脚本、人間の出演者などは未定だが、製作はアルコ
ン・エンターテインメントが担当するもので、同社は、『レ
ーシング・ストライプス』や『マイ・ドッグ・スキップ』な
どファミリーピクチャーをお手のものとしている。
 因に、ルーニーテューンズの映画化は、1996年にマイクル
・ジョーダンが出演した『スペース・ジャム』、2003年にブ
レンダン・フレーザーらが出演した『バック・イン・アクシ
ョン』に続くもので、第1作ではアメリカだけで1億ドルを
稼ぎ出している。
        *         *
 お次はまたまたタイムトラヴェル物で、今回はコロムビア
から“Stealing Time”と題された計画が発表されている。
 物語は、3世代に渡る男たちが、世界を舞台にアンチキテ
ラ・メカニズムと呼ばれる古代の装置の秘密を探ろうという
もの。それはタイムトラヴェルを可能にするキーアイテムと
考えられていたが…というお話のようだ。
 計画は、2006年1月1日付の第102回で紹介した教育裁判
映画“The Crusaders”なども手掛けるボブ・クーパーが、
1996年にトライスター映画の経営者だった頃から進めていた
もので、現コロムビアの共同経営者の1人で個人ではヴィデ
オゲーム“Monster Hunter”の映画化なども進めているダグ
・ベルガードと、『ナショナル・トレジャー』の原案と製作
総指揮も務めたチャールズ・セガースらが参加して企画を立
上げたというものだ。
 そして、脚本はドリームワークスで“Tester”という作品
を担当しているコリン・トレヴォローが執筆し、監督はMG
Mで“The Zookeeper”という作品を進めているウォルト・
ベッカーが担当することになっている。この流れからいうと
コメディ作品のようだが、何故かブームになってきているタ
イムトラヴェル物とのことで、注目しておきたい作品だ。
 なお上記の“The Crusaders”に関しては、現在は『シー
ビスケット』のゲイリー・ロス監督、トビー・マクガイアの
製作総指揮・主演によって、ユニヴァーサルで製作準備が進
められているようだ。
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 アジア発の話題で、韓国のオデッセイ・ピクチャーズと、
フランスのAJOZフィルムスの共同出資による“The Qin
Shi Huang Project”という作品が、総製作費3000万ドルで
進められることになった。
 この作品は、韓国の作家ヨー・ガンスによる受賞作の映画
化ということだが、題名中のQin Shi Huangというのは秦の
始皇帝のことで、彼が追い求めた不老不死の薬草を巡って、
古代の中国と現代の韓国ソウルが交錯する物語とのことだ。
そして現代の物語は、連続殺人事件を追うアジア系アメリカ
人の刑事を主人公に、中国、韓国、日本を縦断する展開にな
るようだ。また台詞は全て英語で行うとされている。
 監督などは未定だが、基本的にはフランスの出資、韓国で
の製作となる計画のようで、物語の展開からは日本の俳優な
どの出演もありそうだ。それに基本となる秦の始皇帝の物語
は、『ハムナプトラ3』で知られたものにもなりそうで、こ
れはタイミングの良い計画となる。できればあまり時間を掛
けずに製作開始に漕ぎ着けれてもらいたいものだ。
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 最後に映画館の情報で、東京地区では常設館が無くなって
いたIMAXシアターが、新たに東京近郊で少なくとも2館開設
されることが発表された。
 これは、東急レクリエーションが展開する109シネマズ
・チェーンが運営するもので、最新型のIMAX Digitalシアタ
ー・スシテムを導入して、その1館目は年末までに川崎市に
開館、続いて2009年春までに埼玉県菖蒲町と、さらに全国の
109シネマズに順次開館して行くとのことだ。
 因に『ダーク・ナイト』では、一部のシーンがIMAXで撮影
されていて、IMAXシアターでの上映ではそのシーンになると
IMAXスクリーンの一杯に映像が写し出されるとのこと。年末
の開館では多少時間遅れにはなるが、ぜひともそれは上映し
てもらいたいものだ。この他、IMAX-3Dも当然上映可能とな
るもので、以前に紹介した『ブルー・オアシス』などの上映
もお願いしたい。
 最初に書いたReal-3D、Dolby-3Dも含めて、映画館の状況
は極めてお寒い日本だが、これでようやく少し光明が観えて
きたようだ。


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井口健二