井口健二のOn the Production
筆者についてはこちらをご覧下さい。

2007年07月15日(日) 第139回

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。       ※
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
 最初は前回の続きから、
 前回のサイトを更新した後で思いついたのだが、最後に紹
介した“Bond 22”の記事で、監督に起用が決まったマーク
・フォースターは、2001年の『チョコレート』(Monster's
Ball)でハリー・べリーにオスカー主演女優賞をもたらした
監督であった。そのべリーは、翌2002年の『ダイ・アナザー
・デイ』にNSAのエージェント=ジンクスとして登場し、
一時は人気が落ち目のブロスナン=ボンドに替って、スピン
オフシリーズの可能性も検討されたことがあったものだ。
 しかし、べリー自身が『X−メン』では、「シリーズの継
続は歓迎するが、自分が主演のスピンオフはやりたくない」
と発言しているもので、同様のことは『007』にも当ては
まるという感じもする。となると、フォースター監督の許、
新生ボンドシリーズの第2弾にジンクスの再登場は有り得る
かどうか。現在進行中のポール・ハギスとフォースターによ
る脚本の改訂作業が気になるところだ。
 一方、主演のダニエル・クレイグからは、「“Bond 22”
では、ギャグも前作以上に取り入れて、ユーモアのセンスも
強調される」との見通しも紹介されており、フォースター監
督の起用がシリーズに新風を吹き込むことも期待されている
ようだ。その中にカメオでもいいからジンクスの登場は、や
はり期待してしまうところだろう。
        *         *
 ボンドシリーズ関係の情報をもう一つ、
 故イアン・フレミングが遺した草稿の中から“Devil May
Care”という作品が、来年生誕100周年を迎える5月28日の
誕生日に合せて出版されることになり、その作品が、2002年
ケイト・ブランシェット主演で映画化された『シャーロット
・グレイ』などの原作者セバスチャン・フォークスによって
完成されたことが発表された。
 内容に関する情報は一切公表されていないが、情報を得て
いる映画製作者のバーバラ・ブロッコリからは、「1968年を
背景にしたもので、正に屋根裏から発見されたフレミングの
原稿そのもの」という話も伝えられており、この作品が将来
の映画化に向かうことは間違いなさそうだ。
 因にこの作品は、フレミングの遺族が著名作家に依頼する
ことを表明していたもので、その中にはジョン・ル=カレや
フレデリック・フォーサイスらの名前も挙がっていたが、上
記の映画化作品でも第2次大戦下のフランスのレジスタンス
活動を見事に描いたフォークスに白羽の矢が立ったものだ。
 そのフォークスは、「本作のボンドは、今までのどの作品
より弱点だらけのように見える。同時に、女性に優しく高度
にセクシーで、言ってみれば女たらしだ。でも彼はそれを悪
用はしない」と語っており、アクションがどんなものかは語
っていないが、女性関係はかなり華やかになりそうだ。
 また、フォークスは本作品を6週間で書き上げたそうで、
「フレミングのように、ジャマイカの海岸の家で朝1000語。
それからシュノーケリングとカクテルとテラスでランチ。午
後はダイビングでその後に1000語。それからはマティーニと
ゴージャスな女たち。ロンドンの自宅では全部を叶える訳に
は行かなかったが、執筆のペースだけは同じように守った」
とのことだ。
 すでに“Bond 23”は2010年公開の予想も流されており、
そこに向けての動きも注目だ。
        *         *
 続いてはキネ旬紹介の情報から報告しよう。
 まずは、シリーズ第3弾の“Rush Hour 3”が8月10日に
全米公開されるブレット・ラトナー監督に、早くも次回作の
候補が2本報告されている。
 その1本目は、“Playboy”と題された雑誌Playboyの創刊
者ヒュー・ヘフナーを描くもので、製作者のブライアン・グ
レイザーが数年前に映画化権を獲得して以来、『8Mile』の
脚本家スコット・シルヴァによるミュージカル仕立ての計画
や、オリヴァ・ストーン監督による複数の草案などいろいろ
な計画が立上げられたものの、いずれも頓挫していた。
 その計画にラトナーが挑むものだが、ラトナーは以前から
Playboy誌の歴史やヘフナーの人生にも興味を持っており、
実はグレイザーが最初に計画を発表した当時にも、彼は所有
していたPlayboy仕様のピンボールマシンを製作者に贈って
アピールもしていた。そのマシンは現在イマジン社の製作者
のオフィスの入り口に置かれているそうだ。
 そして今回は、実は別作品をグレイザーと進めていたラト
ナーに、ストーン監督の離脱が表明された直後連絡が入った
もので、すでにラトナーはグレイザーに同行してプレイボー
イマンションにヘフナー本人を表敬訪問するなど、準備は進
行しているようだ。性革命のシンボルとも言われるヘフナー
の人生をラトナーがどのように描くか、興味の引かれるとこ
ろだ。
 一方、ラトナーがグレイザーと進めていた別作品というの
は、題名未定のニューヨークの高級マンション・トランプタ
ワーを舞台にした盗賊もので、この作品には、エディ・マー
フィ、クリス・ロック、クリス・タッカー、デンゼル・ワシ
ントン、ジェイミー・フォックス、それにシドニー・ポアテ
ィエの共演が予定され、『オーシャンズ11』のような乗りの
作品が考えられているとのことだ。
 ただし、“Playboy”のオファーが届いたときのラトナー
の状況は、ロバート・ゲワーツが手掛ける脚本のリライトの
完成待ちだったそうで、一方、“Playboy”の脚本もこれか
らジョン・ホフマンが執筆するというもの。いずれも直ちに
動き出せるものではないが、恐らくはこの2本で、脚本の先
に上がった方が次回作となるようだ。
 いずれにしても興味の引かれる2作品で、どちらが先でも
良いからぜひとも2本とも実現して欲しいものだ。
        *         *
 お次は、ロバート・ゼメキス監督で進められるパフォーマ
ンス・キャプチャーの新作に、ジム・キャリーの主演が発表
された。
 作品の題名は“A Christmas Carol”。チャールズ・ディ
ケンズ原作のクリスマスストーリーの名作を、『ポーラー・
エクスプレス』と同じ手法でアニメーション化、さらに3D
で公開しようというものだ。そしてトム・ハンクスと同様に
キャリーもマルチキャラクターを演じることになっており、
それには何と主人公のスクルージと、彼に取り憑く過去、現
在、未来の3人の幽霊も1人で演じるとされている。
 キャリーのマルチキャラクターは、『ふたりの男とひとり
の女』や『マン・オン・ザ・ムーン』などで経験済みだが、
主な登場人物を全部演じるというのは大胆な計画だ。また、
パフォーマンス・キャプチャーの場合はメイクは事実上なし
になるから、役作りもメイクで入っていけないと結構大変に
なりそうだ。
 なお、共演にはボブ・ホスキンズの名前も噂されており、
ゼメキス監督のディズニー作品『ロジャー・ラビット』では
アニメーションと共演したホスキンズが、今回は自らアニメ
ーションとなって活躍することになるかもしれない。
 製作は、ゼメキス主宰のイメージ・ムーヴァースで行い、
CGIの製作は『モンスター・ハウス』を手掛けたスタッフ
が担当する。ただし今回は、かなり実写に近い映像が要求さ
れそうだ。配給は、ゼメキスが先にソニーからの移籍を発表
したディズニーが担当、同社は『チキン・リトル』と同様の
ディズニー・デジタル3D(=ドルビーリアルD)システム
による公開を行う。
 なお、ゼメキス監督では今秋公開される“Beowulf”も、
パフォーマンス・キャプチャーによるアニメーション3Dと
なっているが、これにはリアルDと『ポーラー…』を手掛け
たImax-3D両システムでの同時上映が実施されるようだ。
 将来的にはいろいろ作品も噂されているパフォーマンス・
キャプチャーによるアニメーション3Dということで、順調
に軌道に乗ってくれることを期待したいものだ。
        *         *
 『バベル』や『アモーレス・ペロス』などアレハンドロ・
ゴンザレス・イニャリトウ監督作品を手掛ける脚本家のギレ
ルモ・アリアガが監督デビューすることになり、その作品の
“The Burnung Plain”に、シャーリズ・セロンの出演と、
製作総指揮も担当することが発表された。
 物語は、異なる場所と異なる時間を背景に、愛による癒し
や、許し、救済などを求める人々の姿を描くというもので、
その中でセロンが演じるのは、荒れた子供時代を過ごした後
に両親との間で共通の場所を見つけ出そうとするキャラクタ
ーとされている。撮影開始は11月の予定で、製作費は2000万
ドル以下、配給会社や公開時期などは未定とのことだ。
 因にアリアガは、テレビやドキュメンタリーなどでの監督
の実績はあり、元々は10代の頃に舞台劇の監督を務めたのが
キャリアの出発点だったそうだ。そのアリアガが、「脚本の
仕事を11年間やって来て、そろそろ自分のために一つぐらい
書きたくなった」という作品。
 スタイルはイニャリトウ作品とも共通するものになりそう
だが、製作を担当するウォルター・パークスは、「物語への
アプローチはギレルモ独自のもので、彼は新しい物語の描き
方を創造しようとしている。この脚本はその新たなレヴェル
を示すものだ」と作品への期待を寄せている。
 なおパークスは、ティム・バートン監督、ジョニー・デッ
プ主演の“Sweeney Todd”の製作が、ヴェニス映画祭での上
映に向けて追い込みに入っているところのようだ。
        *         *
 “Indiana Jones IV”の撮影開始は、日本のテレビなどで
も報道されていたようだが、そのロケーション撮影はすでに
完了して、撮影隊はスタジオに移動したようだ。そこで、製
作者のフランク・マーシャルから公式の声明が発表された。
 その声明によると、この第4作ではCGIエフェクトを用
いないことが表明されている。これはスピルバーグ監督が、
もはや古典とも言える前3作のイメージを壊したくないと考
えているためで、「スティーヴンは、撮影のプロセスに非常
に気を使っており、CGでそれを飾ることは考えていない。
B級映画の感覚を保っているものだ」とのことだ。
 元々『インディ・ジョーンズ』は、特撮中心の『スター・
ウォーズ』に対向して、スタント中心に企画されたシリーズ
だったのから、最近のCGIで飾ったスタントにしたくない
ことは判るところだ。でも、それでハリソン・フォードは大
丈夫なのかな?という辺りは心配になる。もちろん安全性な
どの面でのCGIの使用は拒否しないと思うが、見ていて有
り得ないと思うようなシーンは無いことになりそうだ。
 一方、1989年の『最後の聖戦』以来、19年ぶりとなる新作
には各業界のタイアップも目白押しで、まずファストフード
は日本にも再上陸の始まったバーガー・キングが契約。また
お菓子はチョコレートのM&Msの契約が発表されている。
さらにホールマーク社のグリーティングカードや、玩具には
Hasbroのアクションフィギアと、レゴも登場するようだ。
 一方、出版物では、ランダムハウス、Scholastic、DK出
版などがノヴェライズや関連図書の刊行を手掛ける。さらに
ルーカスアーツからヴィデオゲームの発売もある。
 来年5月22日の全米公開に向けて、アメリカはかなり過熱
することになりそうだ。
        *         *
 先週全米公開の始まったミュージカル版“Hairspray”に
主演のザック・エフロンに対して、今度は1984年のパラマウ
ント作品“Footloose”のリメイクへの主演の計画が進めら
れている。
 オリジナルは、『愛と喝采の日々』などのハーバート・ロ
ス監督が、主演のケヴィン・ベーコンを一躍ブレイクさせた
ことでも有名なダンス映画だが、この作品もその後にブロー
ウェイで本格ミュージカルとして上演され、今回はそのミュ
ージカル版が映画化されるものだ。
 物語は、都会から引っ越してきた反抗的な少年が、ダンス
の禁じられた町で騒動を引き起こすというもの。エフロンは
オリジナルでベーコンが演じた反抗的な少年レンを演じるこ
とになっている。
 またこの監督と振り付けには、エフロン主演によるディズ
ニーチャンネルのテレビ映画“High School Musical”と、
その続編も手掛け、さらに第3作も計画中のケニー・オルテ
ガが起用されるもので、エフロンとしては大船に乗った気持
ちでいられそうだ。オリジナルの公開では、軽快な主題歌も
大ヒットしたものだが、今度はどうだろうか。
 ストリートダンスの映画は、最近ブームになっている感じ
もあるところだが、その元祖的な作品ということでも面白そ
うだ。2005年5月に紹介した『ダンシング・ハバナ』では、
オリジナル版のパトリック・スウェイジの登場があったが、
ベーコンは出てくれるかな?
        *         *
 後はSF/ファンタシー系の情報を中心に紹介しよう。
 まずはパロディで、“The $40,000 Man”と題された計画
がニューラインから発表されている。
 物語は、伝説的な宇宙飛行士で、真にアメリカの英雄と呼
ばれた主人公が、ある日交通事故で瀕死の重傷を負い、政府
の手で身体を再構築される。ところがその費用は4万ドル。
とてもじゃないけどバイオニックとは言えない状況で、そこ
からコメディが始まるというものだ。脚本はジョン・フラン
シス・デイリーとジョナサン・ゴールドスタインという2人
が手掛けている。
 元祖の“The Six Million Dollar Man”の映画化について
は2003年の第50回などでも紹介したが、最近はあまり情報を
聞かなくなっている。スピンオフの“Bionic Woman”に関し
ては、テレビシリーズでのリメイクが進みそうで、それに絡
めて本家の映画化も実現してもらいたいところだが、今回の
パロディ作品の計画がそれにどう影響してくれることか。こ
れで本家が実現したら、本当に愉快なことだが。
        *         *
 ドリームワークスがイギリスの児童書シリーズ“Children
of the Lamp”の映画化権を獲得し、ニーナ・ヤコブスンの
製作、リー・ホールの脚色で進めることを発表した。
 このシリーズは、フィリップ・B・カーという作家の原作
で、すでに出版されている最初の3巻は合計で100万部以上
を売り上げたとされている。物語は、ランプの精霊ジニーの
一族が繰り広げる冒険を描いており、人間と共にその望みを
叶えるためにいろいろな冒険が行われる。その第4巻となる
“The Day of the Djinn Warrior”は、今年9月に刊行予定
だそうだ。
 そして今回の映画化の脚色を手掛けるホールは、2000年の
『リトル・ダンサー』(Billy Elliot)でオスカー候補にな
り、またテレビ版の“The Wind in the Willows”なども手
掛けているということでその実力は保証付き。一方、ヤコブ
スンは、元ディズニーで『ナルニア国物語』や『パイレーツ
・オブ・カリビアン』『プリティ・プリンセス』などの映画
シリーズの製作統括を務めていた人物ということで、こちら
も実力は充分と言える。
 そのヤコブスンは、昨年末にディズニーを退社、ドリーム
ワークスに移籍しての最初の仕事となるもので、ディズニー
のヒット作を手掛けてきた手腕がここで試されることになり
そうだ。
        *         *
 ユニヴァーサルで進められている“Dracula Year Zero”
の計画に、『アイ,ロボット』などのアレックス・プロイア
ス監督の参加が発表された。
 この作品は、マット・サザマとバーク・シャープレスの脚
本家コンビが1年前から進めてきたもので、ドラキュラ伝説
のオリジナルとされるルーマニア王ヴラドの姿が描かれる。
そして、その脚本を手にしたプロイアスは、「伝説の新たな
展開に熱狂した」とのことだ。また、この物語でヴラドは、
「自らが統治する王国とその民を守るために悪魔に魂を売り
渡す」とされているとのことで、プロイアスは「そのキャラ
クターには恐怖より同情を感じた」とも語っている。
 ドラキュラの元祖ヴラドがトルコの侵略を打ち破って国を
守ったルーマニアの英雄であることは、最近ではかなり知ら
れるようになってきたが、それがハリウッドで映画化される
というのは画期的なことだ。ましてやユニヴァーサルで製作
されるということは、ドラキュラ=ヴラドの繋がりが定説化
されることにもなる。
 ドラキュラ伝説の関係では、第101回で紹介したソニーが
が進めている“The Historian”の計画が、やはりヴラドの
伝説に基づいており、また第99回で紹介したヴィデオゲーム
が原作の“Castlevania”の映画化の計画もまだ進行してい
るところで、その中での今回の計画は一石を投じることにも
なりそうだ。
 なお、サザマとシャープレスの脚本家コンビは、同じくユ
ニヴァーサルで進められている“Cobalt 60”というコミッ
クスの映画化にも関わっている。
 この作品は、1968年にヴォーン・ボーデという作家が発表
した単発のコミックスに基づくもので、ヴォーンは1975年に
亡くなったが、その後を息子のマークが引き継ぎ1980年代に
グラフィックノヴェルとして再刊されたようだ。物語は、コ
バルト60と名告る仮面のヒーローが、両親を殺害したストロ
ンチューム90への復讐を遂げるまでを描くということで、キ
ャラクターの名前は何かなあという感じもするが、映画化は
『300』のザック・スナイダー監督で進められている。
        *         *
 ケヴィン・スペイシーが『スーパーマン・リターンズ』の
続編について語っている。
 それによると、ブライアン・シンガー監督との間でレック
ス・ルーサー役を再演することについて話し合いがもたれた
のだそうで、監督の計画では、撮影は監督が“Valkyrie”と
“The Mayor of Castro Street”を完了した後の来年に開始
する。そして公開は2009年を目指すとのことだ。
 MGM=UAで進められている“Valkyrie”については、
ドイツでの撮影も認められることになったようで、後は全て
の計画が順調に進むことを祈るばかりだ。でも、スペイシー
が再登場するということは、ロイス・レーンの配役も変更な
しになりそうだ。
 なお、スペイシーの作品では、コメディの“Fred Claus”
が11月9日にワーナーから公開され、MITの教授を演じる
“21”がコロムビアから来年3月の公開予定となっている。
        *         *
 2004年版『フライト・オブ・フェニックス』や、2006年版
『オーメン』のリメイクなどを手掛けたジョン・モーア監督
が、アイルランド人の作家ジョン・コノリーが昨年発表した
ダーク・ファンタシー“The Book of Lost Thing”の映画化
権を獲得したことを公表した。
 物語は、12歳のイギリスの少年が、実母の死と父親の再婚
という境遇の中で、異世界への扉を開き、野獣と怪獣の棲む
世界に入り込む。そしてその世界で、少年は元の世界への帰
り道を探さなければならなくなる…というもの。少年にとっ
てはかなり試練の多い旅になりそうだが、本の題名には特別
な意味があるのだろうか。
 監督はそれなりに実績はある人だが、製作者ではない監督
が映画化権を獲得するというのは珍しい話で、それだけ気に
入ってるなら、ちょっと楽しみな計画になりそうだ。


 < 過去  INDEX  未来 >


井口健二