|
|
■■■
■■
■ 恐い経験。
今日、とっても恐ろしい目にあった。
いつものごとく、デパートでお買い物をすませて、デパートを出てすぐのことだった。 横断歩道へ向かおうと歩いていた私は、ふっと首を巡らせて自分の右手側を見た。 私の目に映ったのは、両手を前に突き出して突っ込んでくる男の姿だった。 あっ!とか、えっ?とか、言う間もなく、私はその男に突き飛ばされて歩道に転がった。
思いっきり左半身を歩道に打ちつけて、私はしばらく起きあがれなかった。 周囲の人が「大丈夫ですか」と声をかけてくれるのに、答えようとしても声も出ず、誰かが身体を起こしてくれて、ようやく「突き飛ばされて」と答えることができた。 「どんな服だった覚えていますか」と訊かれて「水色のジャンパー」と答えたが、そのときにはもうそんな服を着た男の影も形もなかった。
周りの人も私がいきなり倒れたのは見たらしいのだけど、誰が突き飛ばしたのかまでは見なかったと話していた。 まさに目撃者がいないのだ。繁華街のど真ん中で、あんなにたくさんの人がいて本当に不思議だ。 もしかしたら見ていた人もいたかも知れないけど、そして、もしも、私が刺されたり撃たれたりしていたのなら、話はまた違ったかもしれないけれど…。 そう考えると、突き飛ばされただけですんでよかった、とさえ思えるのだ。
それから、私は周りの人に「大丈夫です、有難うございました」とお礼を言って、痛む肘をさすりながら隣の郵便局に出向いた。 投函するものがあったのだ。 ところが、宛先を書こうと思ったら、手が震えて字が書けない。 打ちつけたのは左なのに、だ。 自分では大丈夫だと思っていたのだけど、かなりショックを受けていたみたい。
郵便局を出てから、自宅まで車を運転して帰ったのだけど、帰ってから左肘を見たら、見事な青あざができていた。痛みはだんだん酷くなり、あれから4時間たついまでは、左腕全体が重くて痛くてどうしようもない。 湿布薬をペタペタ貼って我慢しているけど、もう、腹が立ってしかたがない。 それなのに、文句を言いたい相手がいないのだから、ますます頭に来る。
でも、何が目的だったのか、そんなことはわからないけど、世の中には何を考えているのかわからないような恐ろしい人が本当にいるのだなと思った私です。
|
2001年12月25日(火)
|
|
|