夢三昧
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2003年11月29日(土) 欲望という名の電車

青山円形劇場 14:00開演 Aブロック

篠井英介(ブランチ) 古田新太(スタンリー) 久世星佳(ステラ) 田中哲司(ミッチェル)
花山佳子(ユーニス) 石橋祐(スティーヴ) 山崎康一(パブロ) 吉守京太(集金人の若者)
永島克(物売りの男) 鈴木慶一(見知らぬ男/医師)

作:テネシー・ウィリアムズ 演出:鈴木勝秀 訳:小田島雄志

恥ずかしながら、わたしはこの有名な本のストーリーを、知りませんでした・・・。
こんなに面白いなんて!
観どころ、観たいところがいっぱいで、まあるい円形劇場のあっちとこっちをとても二つの目では追いきれず、残念だったくらいでした。
(絶対観逃した場面があります!もったいない・泣)

篠井さんは、とっても素敵でした。
でも、とっっっても哀れ。どうしようもないくらいに・・・。
あらゆる傷や痛みや絶望感がひしひしと伝わってきて、本当に今にも粉々に壊れてしまいそうでした。

古田さんは、強烈でした。熱演だったからこそ、ちょっと憎んでしまいました。
気性の荒さ、怒鳴り声の大きさ、、、怖いったらありゃしません。
おまけに下品で野蛮で、太ってる!(爆)
ステラよ、趣味ワル過ぎ!?(殴・苦笑)
でも、そこまで思わせる古田さんは、やっぱり凄いのだ・・・・・。
面白場面は、絶対的に愛すべき古田さんなのだけど。
だからやっぱり、凄いのですよね。。
でもでもどうしてもわたしを困らせたさせたのは、前の週に観てしまった「木更津キャッツアイ」と少し前にハマってた「ぼくの魔法使い」の古田さんの残像・・・・・(苦笑)
忘れ去ることが出来ませんでした・・・・・(反省)

ミッチェルの田中さんは、前半は特に何とも思わなかったのですが、後半苦しみはじめてからが、かえってとても魅力的でした。
辛かったですが。
最後まで、とっても辛そうでした。
もしも単純にミッチェルに救ってもらえることが可能だったなら、どんなにか良かったのにと、物語にならないようなことを考えてしまいました。

久世さんは、かわいかったです!
色が白くて、肌がキレイでした☆
衣裳も、な〜んとなく好きでした・・・・・。
最後の涙はポロポロと溢れるほどでびっっっくりしました。

石橋さんと花山さんのご夫婦も、とても素敵でした☆
お似合いっ!
花山さんのようにパーーーンとしているのに色っぽい女性にはとても憧れます。
石橋さんのようにひょろ〜っとしていてどこか怪しげな人にも惹かれます(爆)


最後に結末についてどうも腑に落ちなかったことをひとことだけ。
ブランチは仕方がなかったのかなと思えたのです。哀しいけれど。
でも、、、、スタンリーは一体!?!?
あのまま何事もなかったように夫婦円満なのでしょうか。
だとしたらやっぱり、ちょっと許せないかも・・・しれません。


夢路 |MAIL