天気予報では関西方面は今週木曜日ぐらいまでは、お天気が続くように言うたはったが、今日のお昼間は夕立のような雨風があって、お蔭で外のそこらへんの汚れたもんが、洗われたみたいで空気がすっきりしたけど、植木の葉っぱが散ってこれまた掃除で。掃除しながらふっと思うた。この植木やら花は増えたり、咲いたり、枯れたり、散るようになったり、知らんうちに刻々と変わっていったはんのやなぁ〜、て、「諸行無常」(この世にあるものはすべてうつり変わり変化する)と、お釈迦さまがそう覚って言わはったその裏には「そやから「仏」(宇宙)の智慧を知り、その覚りにそっていまを大切に生きなさい。」という意味がこめられているんやという言葉を思うた・・・。(このあいだTVを見てたら堀江モンさん、がなんや「諸行無常」とか言うたはったみたいやが・・・、どんなもんやろなぁ〜思うが)生き物(動物)には四つの生まれ方があるそうで、仏教では「母胎から生まれる胎生」「卵から生まれる卵生」「湿ったところから生まれる湿生」「突然生まれる化生」の四つに分けられるという。「卵生」の代表は鳥やが、卵は固い殻だけでなく魚のなかでは特別な酵素を出して卵から稚魚で生まれてくるものもある。「湿生」はじめじめした暗い土の中から生まれてくる昆虫が代表。「化生」は何もないところからポンと生まれるという。その場所が天であったり、地獄であったり、また生まれ変わる途中に人間界に出てしまったり、というのが、あるそうで、まさか?と思うが、私たちはまだまだ、すべてを知りつくしているわけではない。「胎生」のなかでの人間はほかの動物と違うのは自分の中に「過去、現在、未来」という時間軸を意識しているということ。過去をふり返り未来を信じられる動物は、ほかにはいないということ・・・。それから仏教では人間界にはほかに五つの世界があるという。「安楽な天界、生存競争に明けくれる畜生、食べ物に苦しむ餓鬼、争いのたえない修羅、人間でいたときに犯した罪のために責めぬかれる地獄」で、ふつうの人間はこの六つの世界の中で、生まれ変わり死に変わると考えられてる。しかし四つのどの生まれ方をしても、生き物に共通しているのは時間に限りがあること。この時間の中で悩んだり、苦しんだりすることが多いこと・・・。それで、仏教では人間には心の拠りどころになるもんがいくつかあって、その一つが仏法で、「法」(お釈迦さまが覚ったルール)に従うのが仏教で、体に食べ物が必要なように、心にも拠りどころとなる「法(ルール」が必要で、仏教に限らず人間の「心のルール」を知り、守ろうと生きた人の一生が豊かになる、という。この頃のニュースなんかを見聞きしていると、この昔からの教えがすっかり忘れられてしもてる感じがして・・・。これから求められるのは人格、品格、というもんと違うやろか・・・?人格、品格、はお金では買えんわなぁ^。と、心しながら門掃除・・・。
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