*未完成のお城*

2001年10月20日(土)  刹那

夜、ベッドに入って瞼を閉じて
聞こえてくる自分の心臓の音を煩わしく思って
今日も一日が終わったことを知る





コドモの頃は、自分はオトナに成れないだろうと思っていた
中学生の頃は免許(18歳)取る頃までには死ぬだろうな、とか思ってたし、
18になってからは大学に入る前に死ぬ、とか思ってた
無事第1志望の大学に入ってからも、ハタチまでは生きてないと思ってた


…今は、結婚出来ないだろうな、と思ってる
ある日 突然 呆気なく
あたしはこの世から姿を消すんじゃないか、って

あたしが死んでも哀しむヒトがいない、なんて言わないけど
誰があたしが生きていたことをいつまでも覚えててくれるだろう
家族ではない、他の誰かが
あたしが死んで 1年経ち…2年経ち…10年が経ったら
きっとみんなあたしのことなんか忘れて、日々の暮らしを送っているんだろうなぁ…
それを寂しいとか、哀しいとか、そういう風に思う筋合いはないっていうのは分かるけど
でも何処かに…あたしが「生きていた」何かを遺せたら、と思う
ある日「其れ」を見つけた「「誰か」があたしを思って、微笑ってくれたら、イイと想う




いつでも「死」を考える
目覚めることの無い「朝」を考える
あたしは一生懸命生きただろうか 後悔は、無いだろうか
そう、いつも問い掛ける

答えは、いつまでも出ないままだけど


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