広島と札幌の歩き方。 : : 目次 : 手紙

  2003年02月16日(日)  
  札幌発、「元気になりました」。 

優しい言葉、本当にありがとうね。
とりあえずは平常モード、いつも通りの私です。
しばらくは服薬と発作時用の袋持参を続けなければならないようですが、
でも大丈夫大丈夫、すっかり元気です。

無理はしない事にしたのだ。
無理してるつもりはなかったんだけどね、
でもやっぱりどこかで無理してたんだろうなあって。

無理せずに、頑張りまっす。

昨日が放牧明けの出勤。
まあ想像はしていたんだけどね、それはもう大変だったのさ。

バックルームやら事務所やら休憩室やらで、
会う人会う人みんなに言われちゃったよ、
『大丈夫?』『本当に無理しないでね。』『元気になった?』etc.

店長にも『本当になあ、無理するなよー。』とお言葉をいただき、
上司はもちろん警備の人やら他の売場の方々、
今まで1度も話した事がない集中レジのバイト君にまで、
気遣いの言葉やら励ましの言葉やらをいただきました。

なんかもうすごいオオゴトになっててさ、
なんだべ、恥ずかしいやら申し訳無いやら。

私が倒れた時しっかりと手を握ってくれていた同僚は、
『実はあの時私が一番パニクってたんですよお』なんて笑ってたんだけど、
他の人から今日聞かされた話によると、
彼女は私の手を握りながら泣いていたんだそうだ。

救急車に乗せられる私を見送った後も、
涙をぼろぼろこぼしていたんだそうだ。

なんかねえ、そんな話聞いたらこっちまで泣けちゃって。

いや、倒れた本人が泣くのはおかしいのか。
でもね、胸が痛くってね。

自分に自信なんてありゃしないしさ、
多分に気分屋でヘラヘラしてるし我侭だしさ、
能天気なふりしてヘンに神経質で、あげく偉そうな私なんだけどさ、
涙が出る程私の事を心配してくれる人がいるんだなあって。

とある売場の主任サンに言われた。

『本当にみんな貴方の事を心配してたよ。
 これだけたくさんの人間が働いている中で、
 顔なんか知らない人達が大勢いる中で、
 ここまで多くの人達に心配してもらってるんだから、
 貴方はみんなに愛されているんだね。』

自分で言うのも何だけどさ、本当にね、そうなんだなあって。
私は幸せな人間なんだなあってつくづく思ったよ。

ウチのバイト娘Iとも久しぶりの再会、
『もうねえ、本当に心配してたんですからねっ!』と何故か逆ギレ状態。

『最高のダーリンがいて、可愛い子供達がいて、みんなが心配してくれて、
 もうこれ以上何も必要無いってくらい幸せじゃないですかっ!
 他に何が欲しいっていうんですかっ!贅沢ですっ!』

就職活動に行き詰まっているらしいバイト娘Iよ、とりあえず頑張れ。


目前に迫る逢瀬に向けて、組布団を購入。
豪快な寝相の私なので、どうもしおんは熟睡できないでいたらしい。

しおん用布団はバラ模様のピンクのステキなヤツだ。
ピンクって膨張色なんだよねーと思ったんだけど、
別に着るわけじゃないから関係ないのだった。  

: 筆 : しおんとゆき  
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