せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2010年03月21日(日) |
ワークショップ「ハムレット」 |
ワークショップ2日目。今日は集団でのワークがテーマ。 自己紹介、シアターゲームの流れはいつもと同じだけれど、今日は後半につなげるため、ややイメージをひろげるエクササイズをしていってもらう。 部屋の中を僕が伝えるイメージを表現しながら歩いていってもらったり、ペットボトルやハンガーや椅子を(ちょうど部屋にあったので)いろいろなものにたとえていってもらったり。 正解がないこと、類型化よりは、人と違うことをしていってほしいと伝える。 後半、今日のテキストは「ハムレット」の旅役者たちが演じる「無言劇」の場面。 一人が1フレーズずつ王と王妃と暗殺者の動きを読み上げる前で、そのとおりに演じていってもらう。 演じてもらいながら、疑問に思ったこと、「ト書き」に書かれてないけど必要なことなどを次々上げていってもらい、それを踏まえて、また演じてもらう。 毒薬はどんなものなのか、王妃への贈り物は何なのかなどなど。 セリフを言ってもいいということしたら、一気に場面ができあがってきた。 最後は、「ト書き」自体を変えて読んでもらい、それに沿って演じてもらう。 とてもおもしろい場面が立ち上がった。 正解を探すのではなく、類型化するのでもなく、自分だけの具体的なイメージをちゃんと持つことの大事さ、それが生き生きとした表現につながることを確認して終了。 帰り、参加者全員で打ち上げ。なつかしい面々と楽しくしゃべる。
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