せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2009年09月27日(日) 一日稽古とあっという間

 9月27日(日)
「父産」一日稽古の日。
 稽古場に向かう電車の中では、正直「まだ着かないの?時間が経つのはなんて遅いんだろう」と思ってしまうのだけれど、稽古場ではなんだか楽しくて、あっという間に時間が過ぎてしまう。
 何本も台本を抱えていても、今はこれだけを考えていればいいという時間にいられると、ふっとのびのびとした自由な気持ちになる。
 今回、僕は父親役なので、自然と座組の最年長になっている。
 若い俳優さんたちが、もうみんなかわいくてしかたない。
 子離れできていない寂しがりやという設定をいいことに、この「かわいいなあ」という気持ちを自分に思う存分許してしまう。
 父親としての威厳とか格とかそんなんじゃなしに、もう「かわいいなあ」という気持ち。
 帰り、つい一人で駅までの道を歩くことに。
 環八の近くの古本屋に寄り道。
 さがしていた本を何冊も発見。手に取るが、今日はいいやとまた今度にする。
 今の気分では、読書は抱えている台本たちからの逃避になってしまいそうなので。


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