せきねしんいちの観劇&稽古日記
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通しての稽古。 「名作劇場」の稽古では、小返し稽古というのはほとんどなく、いつもこんなかんじなのだそう。 ていねいに確認したいところも、プランを考えて、ぶっつけでやってみるしかない。 自分だけのことはともかく、二人以上の場面をさぐりあうのは、なかなかに大変だ。 今日は、二度目の通しから、思い切って、相手の方を向かなくていいと決める。 ずいぶん気持ちがラクになった。その上で、ここは向き合う!と思うところを確認していく。 こういうことも稽古の前に考えて決めておかないといけないんだろうな・・・。 僕はどうしても、芝居は稽古場で、みんなでつくっていくものだと思ってしまうので、そこがむずかしい。 先日の「金の卵1970」同様、今回も小道具の扱いがとても多い。 実物がないまま、舞台監督の大幸さんとどうしたらいいかを考え、やってみる。 酒井抱一役、上人さんを演じる松尾智昭さんが、お手前をするシーンがある。 セリフがない、けっこうな時間。とてもおもしろい。そして、参考になった。 僕の養子としてやってくる八十丸という男の子を、安井実生さんが演じている。 実生ちゃんは、「サロン」で共演した女優さんだ。 「親子」ということなので、いつも一緒にいる。 まっすぐに届くセリフが、とても気持ちがいい。 明日はお休み。 明後日はもっと自由な身体でいられるよう、準備をしておこうと思う。
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