せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2009年08月25日(火) |
場当たりと美空ひばり |
場当たり稽古に間に合うよう劇場入り。 舞台装置がすっかり建て込まれたポケットの舞台。 1970年の神田川沿いの友禅工房がそのままあるよう。 楽屋で化粧前を準備し、早速、重盛さんと着替えと早変わりの打ち合わせ。 今回の早変わり部屋は、舞台上ではなく奈落だ。 上手の袖から階段を下りてすぐのところ。広々として着替えやすい。 茜役の内海詩野ちゃんと一緒に、ここで重盛さんのお世話になる。 舞台は裏回りもきちんと養生してあって、裸足で歩いても全然大丈夫になってる。 とてもありがたい。 小道具の位置を確認した頃、予定を30分押して場当たり開始。 実寸の高さ、戸の開け閉め、声の響きなどなど、いろいろな発見がある中、どんどんここで生きている人になっていけたんじゃないだろうか。 ポケットの舞台は久しぶりだけど(3年前の「ムーンリバー」以来)、慣れ親しんだ劇場だという気がして、今回もすぐ仲良く慣れたようなかんじ。 10月末に客演する劇団印象のまつながさんが来てくれてチラシを折り込んでくれた。 1幕と2幕の間の休憩時間に御挨拶。 場当たりは9時半の撤収時間いっぱいまで。続きはまた明日。 今回の僕の髪型とメーク、「なんか見たことあるな、このおばさん・・・」と思っていたのだけれど、誰だか判明した。 髪を思い切りひっつめた「美空ひばり」だ!(もちろん髪型だけね) そう思ったら、とってもすっきりして、ああ、そういう人かと腑に落ちたような気持ち。 帰りの電車は、付け毛をはずしただけのオールバックの髪型。 去年の「襤褸と宝石」はオールバックでポマードだったなあと思い出す。 今回は、ポマード特有の匂いがない分、少し気持ちがラクだ。 帰宅して、明日のチケットの予約の電話とメールをもらう。とてもありがたい。 明日から、日曜までの8回の公演。どの回もまだまだ席の余裕はあるそうです。 ぜひご来場いただけたらと思います。
<公演情報> G.com vol.8 金の卵シリーズ最終章「金の卵1970 神田川哀歌」
日程:2009年8月26日(水)〜 8月30日(日) 26日(水)19:00 27日(木)19:00 28日(金)14:00 19:00 39日(土)14:00 19:00 30日(日)12:00 16:00
会場:ザ・ポケット 作:三浦実夫 演出:三浦剛 出演:菊池 豪 佐藤晃子 土田裕之 末吉慶子 橋本昭博 田谷 淳 内海詩野 泉川真理 家紋健太郎 用松 亮 岩田安生 古口圭介 藤田健彦 本山三火 奥田晃平 重盛玲架 佐々木誠二 関根信一 伊東達広
チケット(全席指定) 前売 3,300円 当日 3,800円 学割 2,800円
大阪万博で幕を開けた1970年。 東京の神田川沿いにある手書き友禅工房。 金の卵として上京し、苦節15年の若き友禅作家と、 アパートに同居する人々のいつもの日常。 着物に作務衣、下駄、草履。 人も、時間も、神田川も、ゆるりゆるりと流れて
ご予約お問い合わせはフライングステージ 関根までどうぞ。 こちらからも関根扱いでご予約いただけます。
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