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■ 三日坊主:1
ノラ3日目
平日ということで 本来なら朝のモーニングコールを 差し上げるはずの時間... 私はすでに仕事に向っていて (いつもはお電話を差し上げていますが) モーニングコールの時間に合わせてある 携帯電話のアラームももちろん削除し 携帯電話は鞄の奥に押し込んでいました
電車に乗られる頃であろう時間 「おはよう」 このメールが届いたのは何時振りだろうか そうだな... いつも電話で「おはよう」と言っているから 必要なかったのだろうな で、思い返してみた ...電話でおはようって言っていただろうか 過去の電話を思い返してみた
「起きましたか」 「ん。」 「気をつけて向ってください じゃあ私はもう一度寝ます」 「ん。おやすみ」 ...おはようって言ってない気がする(失笑) 電話の着信音が「おはよう」の合図だったのかしら
まぁ、それは置いておいて...メールで 仕事が終わったら喫茶店で待っているから 絶対に来いと届いた... この人は、逃げた後にも命令するのか...
逃げたと思っていない、と はぐれて迷っているだけだから... 帰ってくると信じている... 昨日の晩も、そうメールで言っていたかしら
逃げたと、思っているのは私だけだったの...?
夕方、朝早い時間から仕事をしていましたので 言われた場所に向いました 向ったのは...目を見て、話をしようと思ったから ただ、あの瞳は曲者なのですが...(苦笑)
仕事を終わられて、私の待つ場所に来られたのは 私が待ち始めて1時間ほど後でした 早く終わりたいのになかなか仕事が終われらず... 仕事が終わっても駅に向う道が混んでいて 気持ちだけ急いていたらしく... 「こんなにも... 過ぎてしまう時間を悔やんだことはない...」 そうメールが届いた時...心の一端を見た気がしました
私の前に現れたあの人は... 私がお誕生日に差し上げたタイピンを付けていました 「罪滅ぼしの、つもりですか...」 そんな言葉しか口から出ない私... 「来ると思っていましたか...?」 「来ると判っていたから...早く来たかった もし、待たせて帰ってしまっていたら... 一生悔やむところだった」 目が...すごく悲しそうだったように思う 私に逢って...何をしたかったのだろう... 「時間はあるか...?」 「何時まで必要ですか...?」 「10時まで」 時間は大丈夫だったので、了承しました そしたら電車に乗る、と言い出して... 「どこに行くの?」 そう言ったらいつも行くラブホテルのある駅 私は、行くのを、躊躇った...でも... 行くという言葉に逆らうことが出来なかった
電車で向う...その間 瞳を見ることが出来ず、顔を背けてた この前、デジカメで撮ったセルフの写真を 見せると言っていたので見せました 隣で見ているその目を...私は直視出来ない 見終わったのだろう...デジカメが返ってきて 「感想は後で言う」 そう言った...
電車が着いた。そのまま乗ったままでいようか そう思ったけれど...引っ張り上げられた 電車を降りて改札を出て... 飲み物だけ買ってホテルに向った
部屋に入って...荷物を置いて ベッドに座ろうとしたらソファに座る あの人の隣に座るように言われた カーディガンを脱いで私はソファに座り 束ねていた髪を一度解き、束ねなおそうとした 束ねようとした手を止めゴムを私から取り上げ 今度は自分のほうに抱き寄せてネックレスを外した 「何をするの...」 優しく笑いながらシャツのボタンを外していく 何を言っても聞いてはくれない... シャツはカンタンに脱がされた... 「やっぱり、赤...」 たまたま着けていた下着はクリスマスの時に 自分へのプレゼントとして買った赤のブラだった ズボンのベルトに手がかかる そして、ズボンを脱がせるのに私を立たせる ズボンは足元に落ち...下着だけになる 「後ろを向け」 逆らうことが出来ないのを、知っている... 後ろを向いて、手を下ろす 下着も...取り去られた
どうなってしまうのだろう...先が怖くなった
2003年06月16日(月)
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