4つの季節を重ねながら

2002年12月07日(土) メインテナンスのとき

日本に来てからいままではいろいろなもののメインテナンスの時期でした。

まずは家族関係のメインテナンス。(<おいおい・苦笑)

父や母と話をするのはほぼ1年ぶりです。
加えて、2人ともあと数年のうちに退職するので、retire 後、どこに住むのか、いま住んでいる家には妹とわたしのどちらが住むのか、わたしは結婚する気があるのか?(笑)、わたしはいつまでフランスに住み続けるのか、などなど、話題はたんまり。

わたしがフランスで子どもを産んだら、ベビーシッターに来てほしいと、ずっと母をたきつけていたこともあり、母は暑いのが非常に苦手なので、夏の間だけでも退職後は Paris に住みたいという思いがあり、わたしがはじめて海外に出たのは13歳のときだったので、2人とももうすっかりわたしが日本にいないことには慣れており。。。

と、どうやら母のほうはわたしにフランスに残ってほしいようです。
母が働きながらわたしと妹を育てるにあたって、わたしたちが病気のときなどは必ず祖母が出動していたこともあって、孫の面倒を看させられる点にはあまり抵抗がない様子。

父とは。。。。
中学、高校、大学のころは「大っ嫌い!!」と公言してはばからなかったのですが、近頃はだいぶまともに接するようになってきたかなぁ。ADSL化するにあたって、2人でパソコンショップに行ったり、自宅近くに高速道路ができるので、開通前に徒歩で歩けるというので、一緒にお散歩しに行ったり。以前だったら考えられなかったようなことをしています。

わたしのほうがこの歳になって大人社会の事情というものがわかってきたので、高等専門学校しか出ていないのに、名前の知られた会社でかなり高い地位につけてもらって、自分の部下は全員が一流大学卒で、というのはやっぱり家庭を顧みずに、ただひたすら会社のために一生懸命働いてきたからできたことなんだな〜と思えるようになったというか。そういうことは、やはり高校生くらいの年頃にはわからなかったんですね。

妹とわたしのどちらがいまの家に住むことになっても、家に住むほうがお墓のメインテナンスやお寺さんとのおつきあいもすることになるわけで、いつどういうことをするものなのかもいまのうちにお勉強、です。

それから家のメインテナンス。

実家は築10年をむかえたので、そろそろ最初の一大メインテナンス期です。
メインテナンスついでに、屋根にソーラーシステムを乗せてしまおうか、とか、生ごみ処理機をつけようかといった話し合い。20年目のメインテナンスをするのは、もしかしたらわたしの役目になるかもしれないし、30年目には建て直しも検討するように言われているので、この件もいまのうちにしっかり話を聞いて、勉強しておかなくては、です。

メインテナンスなんてほどのことではないけれど、長期間日本に住むために、わたしの部屋に置かれていた、父や妹のものを部屋から追い出し(笑)、クローゼットのなかを片付けているうちに、高校生や大学生のころ着ていた服が出てきたり、はたまた中学のときに来ていたお気に入りのペチコート(レースが素敵だった!)まで出てきたりして、母に見せて2人で大笑いしてしまいました。

だって、ミニスカートばっかりだったんですもの。
現実の世界でここ数年のあいだにわたしと知り合った人で、わたしがミニスカートをはいているのを見たことがある人なんて、たぶんゼロだろうなぁ。
クロゼットの奥から出てくる服を見ながら、「わたしってば、昔はギャルだったのね〜」と感慨深く、でも苦笑。ギャルって言葉自体、完全に死語ですよね!(笑)

あとは、時計のメインテナンス。

フランスに行くまえに父から貰い受けたタグ・ホイヤー。
重たくて硬い機材ケースなどにガツンとぶつけてもびくともしないので、重宝していたのですが、電池を換えても1日ともたず、止まるようになってしまいました。

もともともらった時点ですでによく止まる状態で、だからこそ父はわたしにくれた(笑)のですが、最初はなぜか電池を変えただけで、しっかり動き始めたんですね。それでも何ヶ月かに1度突然止まってくれて、ひやひやしつつも使い続けていたのですが。。。

さすがに1日ももたなくなったらもうアウト。

表参道のショールームに持ち込んで相談したところ、オーバーホール決定。総額2万円弱の出費は痛かったけれど、2万円以下で買える時計でほしいと思えるものを探すのも面倒だし、タグ・ホイヤー以上にタフな時計はそうそう見つからないだろうし、ましてや新品のタグ・ホイヤーで、それだけのお値段出してでも手に入れたいと思えるものもなかったので、しかたなく。

今日オーバーホールから戻ってきた時計を父に見せ「もう絶対返さないからね!」宣言をしておきました。(笑)

修理後、無料で届けてくれるのはいいんだれど、自宅に電話がかかってきて、「いまからお届けにあがってもよろしいでしょうか?」「はぁ、どうぞ」「もう下に来ているんですが」って、なにごと?(笑)

袋には「配達のまえに必ず連絡を入れること」って赤い印が押されているあたり、本来は車を走らせるまえに電話すべきところ、うちのまえまで来て、荷物を手に取った瞬間に電話を忘れていたことを思い出したのかしらん?

かくして、配達の人は、うちのインターフォンを鳴らすことはなく、電話だけでわたしを呼び出したのでした。

残るは 愛する Win CE 機のJor-chan なのですが、これについては長〜くなりそうなので、仕事が一段落する12日以降にでも。



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