ゲーム |
2005年12月09日(金) |
はやそ> 人生や社会はもしやゲームではないのか。 そんなことを思うことがある。
それは決して「遊び」という意味で言うわけではない。
ゲームにある状況が社会に似ているor 社会の状況がゲームで再現されている
どちらかはわからないが、互いに非常に酷似していると思う。
ゲームには設定やルールがある。 RPGの例をとってみると やくそう を つかう ことで HP が 30 増える というルールにのっとって やくそう使ってHP回復させるわけだ。
これは社会の現象や法律と同じだ。 現象と法律はある意味ルールとして共通点が多いが 現象は人間が決めたものではない。法律は人間が決めたものだ。
ゲーム内のキャラクターは ゲームのルールにのっとって ゲームのストーリーに沿って進んで行く
社会内の人間は 社会のルールにのっとって 自分の人生を進めていく
ゲームはまさにバーチャルリアリティ(仮想現実)である。
ゲームにはいろいろな機能や状況、現象がある。
MMORPGというインターネットを通じた多人数RPGでは ゲーム上のアイテムを売買する事が多い。 その中では需要と供給によって自然と値段が決定される。 大量に手に入るアイテムを普通の人は誰も高額を出して買おうとはしない。 そのように社会の仕組みと全く同じ仕組みがその中に形成されるのだ。
MMORPGでは時々ゲームのルールが変化する。 それはクリスマスにクリスマス専用のアイテムが出現したり ゲームのバランスそのものが変わったりする。 現実の社会でもクリスマスにしか出ない物が売られたり、 社会のルール、つまり法律が変わることもある。
MMORPGのルール変化は どれだけ早くその情報を手に入れ、対応するかによって キャラクターの資産が大きく変化する場合がある。 今まで持っていたアイテムが突然無価値になることもある。 社会においても、法律の変化によって 様々な変化が起きるだろう。それに対してどれだけ早く情報を得て それに対して対応していくかで人間の資産が大きく変化することがある。
このようにゲームには社会と酷似した点が非常に多い。 ゲームをやることで社会勉強になるという事もあながち間違いではない。
上記ではゲームを普通にプレイする場合の話であったが 今度はもっとイレギュラーな話題について触れてみよう。
ゲームには裏技が存在する。 ゲームにはバグ技が存在する。 この2つの違いは 裏技はゲーム製作者に想定されて組み込まれた裏ルールであり バグ技はゲーム製作者の想定しないバグによって発生した現象である。
社会には裏技があるだろうか 法律は人間が作る 大概の場合、法律を作る人間にとっては 自分のデメリットができるだけ少なくなるように設定する。 意図的に作られた抜け道が多くの場合存在する。 この抜け道はゲームの裏技と同じようなポジションにあるのではないか
例えば税金の「節税」である。 あれは所得の計算を調整することで税金を格段に抑えることができる。 これは当然知っているべき事実であるが 正式な税金の授業を聞く場合などには知ることがない事も多い。 これはゲームの「公式ガイドブック」に裏技が載っていない事と同じと言えないだろうか。
では今度は社会にバグ技は存在するだろうか 法律は人間が作る 完璧な人間が作らない限りは必ずといっていいほどミスがある。 Windowsが未だにセキュリティホールを持っているのと同じように 法律にも必ずどこかにセキュリティホール、バグが存在するのではないだろうか
昨今の社会を騒がしている姉歯建築士の話 イーホームズという会社は 法律を徹底的に研究し、その文脈的な面から法律の穴を見つけ出し 「法律にひっかからないで偽装を見逃す方法」を見つけ、使ったのである。
俺もゲームで裏技はやるけどバグ技はやらない。 ただ、バグ技も裏技もやる人はいる 裏技もやらない人は当然いる。
現実というこのゲームの中で あなたはどこまでやる人ですか
ゲームに裏技やバグ技が存在する事を知らずにプレイする事ができます。
けど、やる・やらないに限らず
知っておく方がずっとおもしろいかもしれませんよ?
あなたは社会というゲームをどうプレイしますか?
|
|