カウンセリングの仕事をしていると 悩みの大半は、両親との関係を 聞くことによって、原因がわかります。
50歳の女性Fさんは、最近知り合った男の人に 給料のすべてを貢いでいました。
生活費もなくなり、サラ金からも借金。。。 でも、捨てられることが怖くて断れなかったのです。
まず、生い立ちの話を聞きました。
6歳のとき、突然お母さんが 家を出て行ってしまったのです。 お父さんとの2人暮らし。
お家はとても大変で、遠足のときに持って行く リックサックが欲しかったと言います。
大人になったとき、Fさんは大切な人が 突然いなくなることの寂しさが何よりも こわくなったのです。。
こんな方にはどのようにしたらよいのでしょう。。。
何度かのカウンセリングのあとに、 「私がお母さんだと思って何でも言ってみて!」 と言います。
『お母さんがいなくなって、私は一人ぼっち。 食べたいものも食べれなかった。 好きでもない人と結婚した。。。』
Fさんはそのときの寂しさや恨みを 泣きながら訴えます。
人は心にある、モヤモヤを吐き出さなければいけません。 Fさんのそれは、約40年間、 ためていたものだったのです。
それを受け止めてあげることが、 Fさんの心を徐々に癒していきました。
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