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谷口 令のハッピーダイアリー  
カウンセリング 2001年09月18日(火)

ALONE


カウンセリングの仕事をしていると
悩みの大半は、両親との関係を
聞くことによって、原因がわかります。

50歳の女性Fさんは、最近知り合った男の人に
給料のすべてを貢いでいました。

生活費もなくなり、サラ金からも借金。。。
でも、捨てられることが怖くて断れなかったのです。

まず、生い立ちの話を聞きました。

6歳のとき、突然お母さんが
家を出て行ってしまったのです。
お父さんとの2人暮らし。

お家はとても大変で、遠足のときに持って行く
リックサックが欲しかったと言います。

大人になったとき、Fさんは大切な人が
突然いなくなることの寂しさが何よりも
こわくなったのです。。

こんな方にはどのようにしたらよいのでしょう。。。

何度かのカウンセリングのあとに、
「私がお母さんだと思って何でも言ってみて!」
と言います。

『お母さんがいなくなって、私は一人ぼっち。
食べたいものも食べれなかった。
好きでもない人と結婚した。。。』

Fさんはそのときの寂しさや恨みを
泣きながら訴えます。

人は心にある、モヤモヤを吐き出さなければいけません。
Fさんのそれは、約40年間、
ためていたものだったのです。

それを受け止めてあげることが、
Fさんの心を徐々に癒していきました。

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