今日は、ヨットに乗ってイルカ・ウオッチングです。 初めて、乗ったのですが、風を受けて最高の気持ちよさです。
「もし、この船が転覆したら。。。」 などと考えていたら、あのことを思い出しました。
今から7、8年前のことでしょうか。。。 テレビのニュースで見たことです。 大阪に住んでいる、ご夫婦です。
確かハワイを目指しての航海に出たのです。 ところが運悪く、冬の悪天候で転覆し、 漂流を続けたのです。 来る日も、来る日も救助の船は来ません。 彼は大阪に残してきた、妻と子供のことばかり考えます。
残された家族の方たちも、何の情報もなく、日にちだけが 過ぎていく。。。 奥様は、「絶対に無事に帰ってくる!」 と信じて待っていたそうです。
そして、ある日のこと、奥様の夢の中に 行方不明のご主人が現れて、ニコニコしながらこういったそうです。 『○月○日に帰るから』と。
その日がどんどん近づいてきます。 ご主人に関しての情報は途絶えたまま。。。
そして、とうとう、帰るといったその日、 奥様は朝から、緊張して待っていると。。。。 何と、どこかの国の船に救助されたという 電報が届いたというのです。 なんて不思議な夢。 その当時、ワイドショウに何度も何度も登場したそのご夫婦は、 淡々とその話をしていたことを覚えています。
それから何年かしたとき、親しい友人の平島治氏が どうしても書きたいことがあって1冊の本を書いたといって 贈ってくれた本があります。 リヨン社から出ている「ザ・サバイバル」という本です
ぱらぱらと開いてみてビックリしました。
あのご夫婦のことだったのです!
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