マウイに来たからには、船に乗って、モロキニ島シュノーケリングの計画を立てました。
予約を受けた日本の女性の明るい声と、親切な対応に、 会って話を聞いてみたいと思いました。
そう、私の直感が「会いなさい!」と言っているのです。 すぐに電話を入れると、快く会いに来てくれました。
ハワイで仕事ができたら。。。 きっと、そう思っている人々がたくさんいることでしょう、 かおるさんや、私だって、そう思うのですもの。
ヒロコさんは、思ったとおりの素敵な女性。 マウイに暮らすようになった、きっかけがまた、面白い。
今から12年前、ご主人が「仕事をやめる」ということで、 それならと、ハワイに20日間くらい遊びにきたそうです。
そのうち1日だけマウイにきて、偶然、タクシーから鯨を見たのです。 こんなに近くまで鯨がきたことは、ほとんどなかったそうです。 そのときの青空の中に舞い上がる、鯨のしっぽを 今も忘れないと言います。
マウイが気に入った2人は、その旅行中に、たまたま見た 新聞の求人欄あった仕事に電話をしてみたら、 なんと、採用ということになってしまったのです。
もう、あっという間の出来事だったそうです。 なんと早いスピード ご主人のお仕事とは、日本料理の板前さん。 その当時は、すぐにビザもおり、すべてがとんとん拍子。
ところが、英語が苦手のヒロコさんは最初は怖くて 外にも出られないありさまだったとか。 そんな時、仲良くなった日系の友人が、 いつもいつも助けてくれたので、 マウイの生活を楽しめるようになったのです。
そのころ、何度トライしても永住権が当たらないので、 日本に帰ることも考えていた。。。。 そんなとき、たまたま、スーパーであった日本人が、永住権をとるための弁護士や、今の「プリンスクヒオ」の仕事までも、紹介してくれた。
ヒロコさんたちはその弁護士のおかげで、 すぐに永住権を手に入れたのです。
「そういえば。。」とヒロコさん。 「いつも、困ったときは誰かが助けてくれた」
ご主人は日本ではエンジニアでしたが、 今は、マウイのレストランでヘッドシェフにまでなったそうです。
何かに、導かれるようにして、マウイに来てしまったといいます。 「ここまでは、なんとなく偶然が運んでくれたよう。」 とヒロコさん。
偶然のようで偶然ではないヒロコさんの人生。
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