今回滞在しているアディアの家は、大阪でレコード会社を経営している、 少英さんの紹介です。
少英さんには、9歳のミンガちゃんという女の子がいて、いつも天使と お話をしています。 自閉症という病名を人は、勝手につけたらしいのですが。。。。
ふつうと違う子供(いったい、何が、普通なのでしょう?)が、 歯医者さんに行くのは、とても大変だそうです。 「ミンガちゃんは、とても優しい歯医者さんに見てもらって良かった!」 と少英さん。
そういえば。。。。。
今から12,3年前、ご相談にみえたある方の、お話を思い出しました。
家の立て替のことでいらした、60歳くらいの初老のご婦人が、 お話がほとんど、終わったころ、ポツ。。とはなしてくれたことが あります。
彼女には2人の息子さんがいて、兄は重度の知能障害でした。 弟はとても優しく、いつも、近所の子供たちから、いじめられている 兄をかばい、助けていたのです。
あるとき、兄の歯が痛み、歯医者に行ったのですが, なかなか診てもらえず、 やっとの思いで診てもらえたのですが、もう、ひどいあつかい。
そんな兄の大変さを見ていた弟は、 「どんなことをしても、歯医者になる!」と決心。 猛勉強の末、難関を突破して歯医者さんになったのです。
お母さんの話は続きます。
同級生は開業したり、家を建てたり、外車を乗り回したり、 贅沢な暮らしをしていたり。 でも、あの子は、そんなことには、一切、興味がなく、、 とにかく、不自由な子供たちの歯を治療してあげたいと、 駆けずり回っている
そして、そんな子供たちとの治療の様子を毎日嬉しそうに話して くれる。。。
その歯医者さんには、素晴らしいお嫁さんが来てくれて、 「お母さん、お兄さんのことは,ずーっと私たちで見ていきますので、 ご心配要りませんよ」
あたたかな、話です。
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