子供の誕生は、母親にとっての至福の喜びです。
大きな家に住んで、仕事も充実、 物質的に恵まれた生活をしていた私はそれなりに満たされた人生でした。 一人でいる寂しさをのぞいては。。。。
ある日、リビングのソファーから夕日を見ていて、 フッと「このままでいいのかしら。。。」と思ったら、 家族がほしくなったのです。
そう思った瞬間、思い込みの激しい私は、 人生のパートナーは隣に住んでいたカナダ人 (つい2,3日前に仕事でニューヨークへ行ってしまった) に違いないと信じ込み、すぐにニューヨーク行きのチケットを手配したのです
わざわざ追いかけて行ったのにもかかわらず、結果は最悪。 ガールフレンドがいるとのこと。。。。
しかし、このとき、 「プロポーズは女性からしても大丈夫ですよ。」 「どう、うまくいった?」 「がんばれ!」 と何度も国際電話で声援をおくってくれた人が、 まさか、まさか、スバルの パパになるなんて。。。
失意の底で足を引きずって帰ってきた私に、 「残念だったね」となぜか嬉しそうな彼。
だから人生って面白い。 ニューヨークも無駄じゃなかった。
「そう、人生に無駄なことは1つもないのです」
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