にあ日記
酒と薔薇の日々(目次の★は更新分)|酒(過去)|薔薇(未来)
ティムバートンの「BIG FISH」を見に行きました。 上映時間まで脇のエスパスでミンキーモモ打ってたんだが、 2千円でかなり高率のスーパーリーチ外して暴れそうになりました。 まぁ今日は出そうになく時間つぶしだからいいんだけどさ(強がり)
で、映画ですが。 まぁストーリーは「父と子の心の交流」という泣かせもんなんだけど、 このお父さんのほら話を映像にしたものが凄い。 ストーリーはまぁ要約すると、 主人公の父エドワードが聞く人を魅了し楽しい気分にさせる話をする名人だった。 お伽話のように奇想天外な人生を振り返る父に対して、 出産間近の妻とパリで幸せに暮らすジャーナリストの息子は その話が信じられず、不和が続いていた。
そんなある日、母から父の病状が悪化したとの報せを受け、 息子ウィルは妻を連れて実家へと向かう。 病床でも相変わらずホラ話を繰り返す父と、 父の本当の姿を知りたいと願う息子の溝はなかなか埋まらなかった。 しかし最後の時がきて…という感じか。 友人と「ティムバートンはいいの/駄作/いいの/駄作って撮るよね」 「駄作撮りたくてその金稼ぐためにいいの撮ってるんでは…」 と話していたのだが、今回は「いいの」ですかね。 この映画のポスターにある黄色い花の中に立つユアン・マクレガーのイメージのように、 夢にあふれた優しい、心温まる映画。 これだけバラバラの要素を最後にきちっと纏め上げられたのは秀逸。 アルバート・フィニー演じる父親がまたいい味をだしている。 たまにはこういう素直なのもいいね。 ティムバートンの父親が死んでこの映画を撮り始め、実際ティムにも子供が生まれたそうな。
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