にあ日記
酒と薔薇の日々(目次の★は更新分)|酒(過去)|薔薇(未来)
我が敬愛なるオスカーワイルドの童話である王子と燕。 銅像の王子は、旅の燕に町の貧しい家に自分の目玉のルビーや金箔を 届けてくれと頼み、燕はそれをひき受ける。 しかし、すべてがなくなったとき王子は 見ずぼらしいと街の人々に壊されてしまう。 燕もその側にいて渡る季節を見失い、凍えて死んでしまう、という有名な話。
某スーパー本部まで取材。 ここは駅までも遠くて駅からも遠い。 取材に行くときちょっと遠足気分になる。 たまたま天気もよく、道端には菫や紅花が咲いていたり、 久しぶりのいい天気。
この取材先の駅に来る電車はネコの住んでいる駅を通過していく。 「月が綺麗だったり、夕焼けが綺麗だったりすると、 この綺麗を共有したいなってメール出しちゃうんだよねぇ」 「同じ空の下にいるなぁって、コレ見てるかなって共有できると嬉しいよね」 取材が終わり、帰る道すがらそんな会話を想い出しながら歩いていたら 今年初めて見る燕が目の前を切るように飛んでいった。
「今日はいい天気だねぇ〜、(中略)もう燕が飛び回っているよ」 ふとそんな他愛もないメールを出してみた。 当然返事は期待してなかった(といったら嘘にはなるけど) すると即レスが…こういうわけで、これから医者に行ってくる、と。 をいをい!総会がなかったらそのまま○○で降りて 顔見に行ってしまいそうだったよ(嘘、そんなことは出来まへん) 別にわしが見に行ったからって治るわけじゃないしね。
今でも同じ空の下だけど、共有できているものもあるのかな? 燕は渡る時期を忘れて凍え死んではいけないんだよね、きっと。
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