モリハルゆ記

2011年12月08日(木) 博多出張

 スターフライヤーという航空会社、初めて知った。そして初めて乗った。こげ茶色の機体、シートは黒の革張り、機長は帽子かぶっていない。洗練された印象を受けた。「都会チックなモリハルにはナイスマッチング、マチ子さんだ!」



 渋谷にある会社の事業保険を契約いただくことになった。社長さんと副社長さんのご契約。社長さんと話を進めて、色々提案して、競合の保険会社もあったが、晴れてモリハルの事業保険が採用となった。さすが都会チックモリハル!

 「ところで副社長さん、いつもいらっしゃらないですね?」と質問したら「彼はいつも福岡にいます」だった。渋谷の事務所は『東京営業所』になっていて、『本社』と『開発』は福岡県って名刺に記載されていた。なるほど、そういうことか。「では私福岡に行ってきます」となったのが先週の金曜日。副社長のところには翌週の水曜日朝イチに行くことになった。「さて交通手段と宿泊先どうするか?」

 しばらく出張とか遠出してなかったから、今の環境、やり方がまるでわかってなかった。前の会社ではよく出張してたんで、当時のやり方は、金券ショップ行って安いチケットを購入し、JTBみたいな旅行代理店で予約する。宿泊先は『日本全国ビジネスホテル図鑑』みたいな本をペラペラめくって電話予約する。食事は『るるぶ』とかを立ち読みしてお店を探す。歓楽街で酔っ払い、最後はご当地ラーメンで締める。部屋に戻って、有料アダルトTV観ると、清算したときの領収書にそれが記載されてしまい、経理に清算するとき恥ずかしい思いをする。とまあ、こんな感じだったが、モリハルは自身のことを『日本全国を股にかけるビジネスマン』だと豪語していた。いくらなんでも今はこんなやり方じゃないだろう。

 「福岡なら飛行機はスターフライヤー、ホテルはスーパーホテルが安くていいよ!」旅慣れた先輩から、聴きなれない航空会社とホテルの名を聞いた。しかもインターネットで予約し、クレジットカードで決済し、航空券なんて今の世の中存在しない、「チケットレスだよ」と教わった。元日本全国を股にかけるビジネスマンモリハルは、完全なる浦島太郎状態だったが、なんとか博多までたどり着いた。



 道にはずいぶん迷ってしまったが、スーパーホテルはサイコーだったね。到着したとき、宿泊名簿記入で感じの良いスタッフさんと会ったけど、あとは、教えられた番号をキー入力するだけでロック解除されるから、外出時いちいち鍵を預けなくてよいので、ほとんど顔を合わせない。部屋の中にある冷蔵庫は空っぽなんで、コンビニでビールとか缶チューハイ買って保管しとける。インターネットの配線あり自由に使えるから、持参したパソコンでメールチェックとかできちゃう。朝食はビュッフェスタイルで、色んなおかずを選べて、食べ終えたらトレイを返却する。チェックアウトは午前10時までで、清算がないからギリギリの時間でも勝手に出て行けちゃう。1泊朝食付きで5,480円也。

 このシステム、料金に加え、理念がサイコーだった!



 「トイレからトイレットペーパーの使い切りにご協力お願いします」

 中途半端な残量だと、廃棄しなくちゃならない。そんなもったいないコトさせないでくれ、ということなんだね。心打たれたモリハルは、頑張って何回もブリブリした!ウ○コすることをお願いされたのも初めての経験であった。サイコーだね!


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