昨日、娘の唯ちゃんが退院した。家に着くなり「オサケ、オサケ!」」と言いながら、ヤクルト3本をイッキ飲みし、大好物の「ギョーザ!」を昼食に要求するや、イッパイ食べた。涙に明け暮れた1週間だったから、格別であったろう。
その1週間、モリハルと奥さんは外食三昧してしまった。面会時間が午後3時から7時までなんだが、6時50分くらいから3人での別れの儀式をやり、地元に着くと7時半。それから食事の用意してなんて気、全然起きない。ラーメン屋、定食屋、寿司屋、居酒屋に通ったのだが、会話弾まなかったな。こういうの含めて闘病生活ってことになるんだな。
モリハル幼稚園に通っていた頃、三田明に似ていると言われていたのだが、腎臓の病気になり、2ヶ月ほど自宅療養したことある。畳に敷かれた布団にずうっと横になってた。毎日お医者さんが来てくれて聴診器をあて、注射を打ち、お袋が用意した水をはった洗面器で手を洗って帰る。傍にお袋とお婆ちゃん、お姉ちゃん、そして夜になると親父が帰ってきたから寂しくはなかった。(正確に言うと、ママ、オバアチャン、アッコネエチャン、パパだっけどね。モリハルは当時モボでした!)
寂しくはなかったが、オバアチャンが煙草(銘柄スリーAだったと思う)吸ってて、三田明が咳き込み、それをママが注意し、嫁VS姑の闘いに発展し、パパの弟の家にオバアチャンが行ってしまったのを眼の当たりしたときは、ちょっと幼稚園児なりに責任感じた。モリハルの咳が原因だったからね。それに、当時は今みたいに喫煙に対してうるさくなかったからな。
さて、唯ちゃんが久々に奥さんとの添い寝で深く満足感に満ち足りた睡眠を得ているとき、先日テレビで放映された『恋空』(主演:新垣結衣、三浦春馬)が録画されてたので一人で観た。「ったく、あんなガキ相手のケータイ小説なんかねぇ」という先入観だったが、涙、涙、そして鼻水が良く出る映画だったねぇ。強姦、妊娠、流産、失恋、癌、死に対し、家族の絆が素晴らしかった。
2009年1月最後の1週間、家族の大切さを痛感した7日間であった!
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