* *

2008年12月28日(日) あなたの影があたしを覆って


いくら家の中で一番寒いからって私の寝室(仮)にビールを貯蔵するのはどうかと思うんだ…。そりゃ北側だし陽はまったくささないし昼間は外より寒いから部屋に行くたびコート着てるけどね。ええい、暖房つけてやる。

明日からしばらく山梨に行きます。超行きたくない…(山梨の方が見ていたらすみません)。山梨というか房総半島より寒いとこ本当に行きたくない。雪山も嫌いだし車酔いもするしPCもないし。ああ。しかし正月は家族と行動だからな〜。うーん。
でも行ったところですることはないので赤毛のアンを読みつつ携帯でなんか書いたりすると思います。

ところで最近毎年この時期にやっているような気がしないでもない、今年の10曲(順不同)。
注)今年発表とかではなくて今年よく聞いたなぁ、という10曲。
邦楽が多くて自分でもびっくりなんだぜ!友達とニコ動の影響が大きいか…。なんかカッコよくて斬新な10曲とか期待されてたらほんとにすみません。

1:Holiday From Real / Jack's Mannequin
彼女は僕が痩せすぎてるからビョーキなんじゃないかと疑ってくるんです。
旅先でヘビロテ。一見、海と太陽とオレンジの匂いがするカリフォルニアソングのくせに、サビは妙に明るいくせに、なに、この、全編をたゆたう、妙な鬱っぽさ。なんてことないのに、なぜだかもわからないのに、なんとなく、鬱。だが、そこがいい。
ちなみに本来今年の10曲として評価されるべき新作はまだ聞いてない。
あー。来年1月の来日公演みたかった…。即日完売とか、ねーよ。

2:Tears Dry On Their Own / Amy Winehouse
飛行機内の音楽サービスで聞いてがつんときた。そのあと旅先のネカフェでyoutube映像繰り返し見てたら涙がダラダラ出てきた。「So we are history, your shadow covers me, the sky above, a blaze only that lovers see」の部分が異常に好き。でも涙はひとりでに乾くから大丈夫なんだぜ!
ブラジルじゃエイミーウイングも描いたし、思い出深い。

3:I'll Be Waiting / Lenny Kravitz
ウクライナでペンキぬりながらこれを含めたプレイリストをBGMにしてたら、オランダ人が「私この曲いちばん好きなの、ありがとう」と言っていた。歌詞もドラムもピアノも何もかもここまでシンプルにするかってくらいシンプルなのが逆にグッとくる。
某邦画の主題歌だったのはあとで知りました。

4:The Worst Part / Lucy Wainwright Roche
今年はルーファスお兄ちゃんがどさ回り中で新作があまりなかったので妹で。ルーシーがここまでいいとは正直、予想外だった。マーサの歌のうまさはガチだけど、曲はルーシーのほうが好きかな。
ルーファスライブのとき、会場でCD買ったらルーシーにサインもらえたので、そのときに「2番目にやってた曲が好き!どっちのCDに入ってるの?」と聞いたら、「ごめんね、その曲はまだレコーディングしてないの、急いでするわ」と言ってた。帰ってきたらその曲がライブEPで発売されてた。メッセージに「Hello People! Lots of you have written to me to ask where you can find a recording of the song "The Worst Part". 」と書いてあった。まあ私だけじゃないのだけど、なんかうれしかった。それがこの曲。マイスペで視聴可能〜。

5:A Thousand Miles / Vanessa Carlton
先輩の結婚式で、「これまでのふたりの歩み」の映像のときにかかってた。感動したけどタイトルがわからず、そのあとブリさんと金沢で遊んだときにちょうどBGMにかかっていたので「あーこれこの曲!タイトル知ってる?」と聞いたら「私も気になってた!」「歌手わからねー!」とのこと。それからもう深夜番組のようなノリで「挑戦!レコ屋の店員はくちずさんだメロディの曲を探し当てることができるか!?」とか言いながら近くのタワレコに行って
「タカタタンタタン♪っていうピアノのイントロで、女性ヴォーカルの曲、わかりますか」
「タカタタンタタン♪です」
「タカタタンタタン♪」(ふたりで何度も合唱)
というイントロのヒントだけで店員のお姉さんに迫ったら、しばらく悩んだ挙句、お姉さんは一発で見事にこれを持ってきてくれた。姉さん、すげえ。
PVはギャグとしか思えない。そこだけ残念。

6:Perfect Star Perfect Style / Perfume
トークとダンスはなんだかピンと来ないんですが、この曲はイントロの音からしてすごい好きだし、ほんとうにせつない!ちょっと個人的にいろいろ思い出してしまったりもして。
旅先でキラーズの「When You Were Young」とセットにしてヘビロテでした。意外と相性がいいよ。
「love the world」と「Baby cruising Love」も好き。

7:美しい影 / 笹川美和
今更あなたに僕を整えることができますか?
この、自虐的なのに自意識過剰な!いかにも自分が被害者みたいな!どうせ救うことなどできないでしょうと挑発してくるような!脅迫めいた態度!
勝手に別れと軽蔑を突きつけられて理不尽な気持ちに苛まれながらも、この毅然とした美しい存在の前では土下座して謝りたくなってしまう。自意識が高い人間は自分で悲しみを作り出してしまうんだよね…。
「亡者」「蜂蜜」なんかもかっこいい。もはや抱かれたい。

8:夢の中 / BO GUMBOS
友達の影響で、初めて聞きました。しっかり大地に足を降ろした泥臭い音楽なのに、浮世離れしていて、ゾワゾワする。「この世の向こうへ、つれていっておくれ」には、号泣。「So Precious Down in New Orleans」のコーラスは、優しすぎるだろう。そんなに優しくされてもそっち側の岸には行けないよ。

9:楯 / 倉橋ヨエコ
私など、裂けてもいいの、裂けてもいいの、裂けてもいい!
ほんとに裂けてもいいんですかぁ!?歌詞のシチュエーションはよくわからないけど、異常といってもいい曲の盛り上がりに古典文学的熱病の雰囲気があってゾクゾクします。押し付けがましい自己犠牲って素晴らしいな。
個人的なフェティシズムを言わせていただけるなら、サビ部分のバックの弦楽器が神。
今年初めて聞いたのに今年活動休止してしまったようです。寂しいです。

10:メルト / ryo feat. 初音ミク
何気に再生回数が一番多いような気がする。ああもう。胸キュンがとまらねぇ。
原曲の女の子視点のキュンキュンの歌詞に、男視点の歌詞を同時展開した、halyosyさんとのデュエットバージョンが一番好きです。ボーカロイドと人間のデートって超未来的。素敵。
初音ミクはほんとにすごいですね。この歌声に感情がないなんて、絶対に信じられないよ。そしてヴィジュアルと声があれば、人工知能の部分は各自の想像で補充できるところが素晴らしい。


あとあんまり大きい声で言えなかったんですが今年は電波ソングっぽいのも中毒症状起こしながら聞きまくっていたのでこっそり好きな電波ソング列挙。ちなみにアニメとかゲームとかは全然知りません。曲だけです。もし興味ありましたら曲名で調べていただければそこらで聞けると思います。
■L o v e C h e a t !
そもそもこの曲をたまたま聴いてしまったのがいけなかったんだ。めちゃくちゃ元気出るなコレ!とか思った。仕事でゴタゴタしてる時、これ聴きまくって無理矢理テンションあげてた。ちなみにitunesで買った。
■片 道 き ゃ っ ち ぼ ー る
退職前に鬱になってるときに買った。ふにふにほにほに。ちくしょうなんてかわいいんだ。
■ラ ブ リ ー ☆ え ん じ ぇ る ! !
なんかもうほんとうにすみません。もにょわにょ、が、ほんとうに、もう。
■B a b y B a b y - E l e c t r i c L o v e r s -
ふつうにいい曲だ。脳内がピンク色になる。
■あ っ せ ん ぶ る ☆ L O V E さ ん ぶ る
ぽわん☆ってなー…あぁ…。
■寝 ・ 逃 ・ げ で リ セ ッ ト !
普通にいい曲ですよね。歌詞も。こんなに癒されていいのかと思う。今すぐ布団に入って寝たくなる。働いてたら毎朝すがるようにこれ聞いてると思う。

あ、ボカロオススメ曲列挙もやりたいな…



>はくしゅ
『ペドロ・パラモ』読みましたかー!!!なんかすっごくメキシコ行きたくなりませんか?!私あの幽玄で暑苦しい雰囲気が大好きなんです。ペドロパラモ、残忍で妙にピュアで、難しそうな役ですよね…ほんとに楽しみです!スサナが誰になるのかもすごい気になります。
ブラインドネスは知りませんでしたが今調べてみたら何だか国際色豊かな映画ですね。いったいどうなるのか全然想像つかなくておもしろそうかもです´ω`


桐野| HomePage