ボクは空に恋をした..もえ

* * * 検査結果 * * *
2006年11月13日(月)
予定の時間から少し遅れて
主治医 助手のDr 病棟の主任看護師さん3人と対峙な席で
車椅子に座った父も同席して お話しがあった。

やっと血液の方は病名判明
骨髄異形性症候群

このまま進まない場合もあれば
白血病に移行する恐れもありとのこと。

だからといって 今すぐどうこうという治療を始める段階でもないらしい。
だけど定期的な輸血は必要。。。

一週間に一度で済むか 月単位になるかはまだわからない。
腎性貧血も併発らしい。


後 父の場合 胃 食道部位に静脈瘤がある恐れもあって
それが破裂し吐血などあった場合は
命にも関わるのだと言われた。

けれどどうしても胃カメラ検査だけは断固として受け付けないらしく
主治医も苦笑してた。
本人の承諾がなければ無理に出来ないんだって。

結果次第でそっちの治療方針も変わるし
そっち方面は中から見ないと判断しかねるのだと思う。


昔若い頃に胃カメラを飲んで 苦しい思いをしたらしく
それでどうしても嫌なんだらしい。
まるで子供みたい。。。

先生の前でも宥めすかして
なんとか検査を受けるよう言った。
渋々頷いたけれど 取り敢えず明日までよく考え
相談して受けるかどうか決めてくださいとのこと。

病室に戻って 父が自主的に「受けとくかのう」と言ってくれて ちょっと安心した。
一晩考えようと二晩考えようと 思いは行き来するだけなのはわかりきってる。
受けようと決意したならそのままその意思を伝えて
もう後戻り出来ない状況になった方が気も楽だと思う。


この年でも萌も胃カメラは数回飲んだことがある。
決して気持ちのいいものじゃないけど
大の大人な父が絶対嫌だと拒むほど
苦痛なものじゃない。
昔と今じゃまた違うんだろうけれど。

マルクの方が何十倍 何万倍も辛いし痛い。


肝硬変と腹水の精密検査がまだ進んでないので
またもう暫く検査が続きそう。
転院前の病院でもいわれたと同じく
肝硬変の方はB型もC型もでてないという。


まだ全部がわかったわけじゃないし
全面的に安心できるわけではないけど
血液の異常がわかって 今それが命に関わる病状でもないことがわかっただけは安堵したかも。


最近父が穏やかになってきた。
体調も大分楽になってきたせいもあるだろうけど
元気な頃程の気難しさは少し落ち着いてきた気がする。
食べ物や飲み物は差し入れ出来ないから
父の好きな小説や気楽に読めそうな週刊誌や雑誌を
時々買っていくけど 素直に受け入れてくれる。


ペットのご飯とかおトイレ用品を買い足さなくちゃいけなくて
帰りにねーちゃんのお店に寄って一緒に帰った。
猫用のおトイレを増やさなくちゃ掃除が大変で
市内にある大き目のホームセンターに連れてってもらった。
そこは小動物だけじゃなく 
犬猫もいるペットショップがはいってるところ。
いろんな種類の血統書つきの子だちがいたけど
去年亡くしたシーズーの男の子によく似た子がいて
またそのこがガラスの向こうから愛嬌振りまくので
可愛くて可愛くて。。。
ずーっとシーズーの男の子の前にいたらねーちゃんが
「欲しいの?」って言った。
シーズーのひめはまだ赤ちゃんを産んだことがなくて
男の子がまた欲しい気持ちもあるけど
今は猫がたくさんいるし
ワンコは子供の間に
おトイレの躾をしっかりしなきゃいけないし
今は世話や躾してあげられる時間が取れない。

母だけじゃなく父まで今入院してるこの時期に
新しい家族を迎え入れることが出来るわけがない。


家に帰るとワンコも猫もおっきいのちっちゃいの総出で
玄関まで出迎えてくれるのが唯一の癒しかも。
荷物持ってるとちょっと大変だけど。。。

なんせみんなをまんべなく名前呼びながら一撫でしたり
抱っこしないと気が済まない子までいるから
疲れた〜なんてへたりこんでる暇もない。

今を乗り越えたらきっと平穏な日がくるはず。

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Edit by オレンジミルク 。