TOHGA嬢の生活



ナマムギ、ナマゴメ、ナマタマゴ!

2001年11月17日(土)

 手品のサークルで、今度、学内発表会をやる。
 正式名称は「駒場祭 ステージマジックショー」

 今回の主役は後輩の一年生達だ。
 彼等にとっては初めての舞台になるこのステージマジックショーに向けて、準備の早い子は夏休みの時分から練習を始める。

 去年の自分と比較すると、明らかに練習量の多い一年生。
 無闇やたらに個性を光らせまくる一年生。

 …見ていて、とっても楽しい☆

 目の肥えた人から見ると、技術はダメダメらしいのだが(確かにちょっと不安な処が無い事もない)ある程度の演技は出来てきているように思える今日この頃。
 とうとう本番まで、あと一週間。
 今日はそのリハーサルが行われた。

 例年、予定よりも時間が大幅にズレてゆく印象のある準備・作業がほぼ予定通りに進んでいた様なので、内心ちょっと驚いた。
 これが進行(簡単に云うと今回のボス、司令塔役)の為せる業なのか?
 普段は情けない雰囲気の漂う進行氏だが、ちょっとだけ見直してみる。

 さて、リハーサルを進めて行くうちに。ひとつの重要な問題が浮かび上がってきた。
 その問題とはズバリ。

「ショーの司会役の子、はっきり言って、ヘタだよね」 (リハを見に来たOB談)

 司会役の子 → アタシ。。。

 ……さて、状況を把握してみよう。
 ちなみに( )内は、アタシの言い訳らしきたわ言。

問題点その1 台本を覚えてない(だってその内容が決まったの、今日なんだもん)
問題点その2 司会の台詞まわしが微妙(そもそも、なんで毎年やってるショーなのに完成形がないんだ?)
問題点その3 司会のイントネーションが変(もしかして、静岡弁まじってました?)
問題点その4 司会の衣装はホントにアレでやる気なのか?(普通のスーツじゃつまらないって云われて、変えてみたんですけど…)

 と。まぁこんな感じで問題点が次々と出てくるワケだ。
 取り敢えず、進行氏やら道具チーフ、照明チーフ(両者ともショーの重要なスタッフのトップ。ちなみに同学年)に文句を云われながら文章を再構成。
 そして、それをアタシが朗読してイントネーションが変な処を片っ端から指摘される。治りの悪い司会嬢(て云うか、自分と相手のイントネーションの違いがまず理解出来ていない)。
 無駄にプライドが高いため、この猛特訓(?)が精神的に非常に辛かった。しかし、アタシとしては珍しい事に、癇癪を起こさずに素直に練習を繰り返す。(少しは相手の事を考えられる様に成長したらしい)でもやっぱり、あんまり同じ事ばかり云ってるとオウムみたいで酷く馬鹿馬鹿しく思えてくる。これがまた許せない(そのくらい許そうよ)
 結局、付け焼き刃な一時の練習では、あまり進歩がなかった気がする。 

 どうやらこの一週間でなんとかせねばなるまい。ひとりで練習しても意味無いってわかってるんだけど、人に見て貰うのは少し気が重い、…厭だなぁ。

 そういえば、中国の故事成語か何かで、今の状況そのものな事を指した話があったはず。

 先人曰く、
「素直に見てもらいなさい」(大部分省略)

 やはり、聞くは一時の恥 聞かぬは一生 ここは耐えるしかないらしい。

 < あの時、ああしていれば…  …見る?  この時は知る術もなかった… >


TOHGA [はい、もしもし?] ここで逢ったが
人目!!