TOHGA嬢の生活



学園祭は、ある程度の規模がないとつまらないと云う事を改めて悟る

2001年11月04日(日)

 中学時代からの親友であるイケタニ氏の学園祭に行ってきた。

 彼女に会うのは久しぶりだった。どっちも人付き合いが悪い所為だろう、メールすら殆どしていない。そんな状態がしばらく続いていたので、心配性のアタシとしては「去る者日々に疎し」なんて諺が頭をよぎる瞬間があったりする。
 まぁ、気の迷いだろう。最近ちょっとナーバス気味だった事だし、気にせずに彼女の大学に足を踏み入れる。左手には近所で購入した差し入れのケーキの袋が揺れている。中身は苺のタルトとカボチャプリン。まだハローウィンが抜けてないのか、いい加減にしろ、アタシ。と、独りで突っ込みながらN201教室を探す。Nってなんだ? 北館って事か? 北はどっちだ! ・・・あ、みっけ。(アタシの学校は番号館しか存在しない。日常的カルチャーショック)

 イケタニ氏は漫研部の部長。漫画喫茶とフリーマーケットと冊子販売をしていた。(私は彼女の描く絵が好きで、貰った絵は大体とってあって大事にコレクションしてたりする。イケタニ氏は厭がってさっさと捨てろ、などとのたまわるが、アタシはニヤニヤ笑うだけだ。今日貰った冊子も、来年あたりには彼女の恥ずかしい過去の一部になるのだろう。アタシのコレクションが、また一つ増えた)
 二・三時間そこで彼女と話したり、ペンシルバルーンで遊んだり、部員の子に至近距離でライター銃を点火されて髪の毛を少々焦がされたりして楽しく時を過ごした。
 人の事を云える立場ではないが、ちょっと常識ないよね。怖いから火で遊ばないでくれ、アンタ大学生でしょ。

 四時で学園祭は終わったの様なので、片づけと打ち上げが残っているイケタニ氏と別れ、表参道にある児童書の専門店に寄ってみた。別に欲しいモノがあったわけではなく、ちょっと散歩がてらに覗いてみたハズなのだが、結局そこで二時間近くフラフラしていた。

 店内ではもう、クリスマス関係の本が展示されていた。
 来年の事ではないから鬼は笑わないだろうが、アタシは笑った。商売上手いなぁ・・・。

 < あの時、ああしていれば…  …見る?  この時は知る術もなかった… >


TOHGA [はい、もしもし?] ここで逢ったが
人目!!