TOHGA嬢の生活



徹夜こそ、共同作業の醍醐味!!

2001年10月22日(月)

 月曜と火曜にかけて、学園祭で販売する冊子の編集を徹夜でやった。
 最初は学内合宿としてクラブハウスで行う予定だったのだが、それでは深夜にコピー機が使用できない事に気付き、急遽、二十四時間営業のファミレスで作業する事になった。

 注文を終えたとたん、テーブル上におもむろにノートパソコン二台を広げる、部長のキャプテン(仮名)と次期部長のマナマナ((仮名)ちゃん。
 そして挿絵担当のスズリィ(仮名)と編集担当のえみりー(仮名)先輩がまだバイト中で不在の為、取り敢えずやる事のないアタシは、道すがらに購入した漫画雑誌を読みながら待機する。
 て、いうか。アタシは何の為にココにいるんだ? 創作の原稿は、既に渡しておいてあるのに・・・。
 実は地雷である問題に触れながら、時間はのそのそと過ぎて行く。。。


 二人がやって来たのは、予定より一時間ほど遅れた午後十一時。
 ちなみに、この店にアタシが入ったのは、午後七時・・・。
 こんな時、アタシは自分の存在理由を真剣に考えてしまう。


 もちろん、ずっと待ち時間の間、遊んでいた訳ではない。
 前日準備のシフトを組んだりとかをしていた。
 が、しかし。
 何が悲しくて、今日も後一時間って云う時分から仕事が始まるんだ? 
 馬鹿じゃない?
 狭量なアタシはこう云う時、イライラを押さえられなかったりする。


 あぁ、口調がきつくなってるな。そう思いながら一応作業を始めた。
 これから少しの時間、具体的に何をしたかを実は覚えてない。


 眠気と疲れがピークに達してきた頃、突然、挿絵担当のスズリィ(仮名)と一緒に、夏に行った合宿のレポートを書けと云われた。。。


 ・・・マジですか?

 て、云うか。

 何、ソレ?

 なんで今頃そんな大事なページの担当を決めてるんですか? 

 様々な言葉が脳内を駆け巡る。
 OK 取り敢えず、やろう。

 自慢にはならないが、高校時代は新聞部の部長だった。
 よし、レイアウトと文章はアタシが受け持った。挿絵と文字は、君に任せたぞ、スズリィ(仮名)。
 「じゃ、とりあえず。ここにパラグライダーの絵を書いてね。ここには、クマが二匹、火花散らしてる絵を書いて欲しいな。で、このスペ−スにはこの文章入れて頂戴。それから・・・」以下略。


 所要時間、三時間くらいだったろうか? なんとかそれらしいモノを完成させる。
 急ごしらえにしては、悪くない。
 やっぱりスズリィ(仮名)は絵が上手い。冷静に考えると、よくあんな滅茶苦茶な注文を忠実に実現してくれたものだ。口で褒めて、胸中で感謝した。

 その後は、我が事終わりぬ。と、さっさとテーブルにつっぷして眠ってしまった。なんだかまた風邪がぶり返しそうな、厭な予感がした。
 この後にも、最終確認やら印刷所に提出等の仕事が残ってはいたが、ひと段落ついた時に、後は編集チームの手に委ねて早々に帰宅する事にした。(もともとアタシは編集チームじゃないし、今回のも手伝いとして参加しただけだ。)と、心の中で先に帰る事への下らない自己弁護をしながら、一限に授業のあるスズリィ(仮名)と一緒に店を出た。時刻は既に、翌朝の午前八時を過ぎていたりしたのだ。

 やれやれ。
 朝陽が、目に染みる。。。

 < あの時、ああしていれば…  …見る?  この時は知る術もなかった… >


TOHGA [はい、もしもし?] ここで逢ったが
人目!!