TOHGA嬢の生活



三日月と、九つのお話。

2001年10月20日(土)

 「ストーリーテリング」とは何ぞや?

 それは、暗記したお話を「語って聞かせる」事。
 ほんの数十年前までは日本でも頻繁に、ごく当たり前の様に、おとなは自分の家庭の中で子供にお話を語って聞かせていました。例えば、就寝前の寝物語等がこれにあたります。
 昨今は、子ども達の本離れが問題になっていますが、それはひとえに、この語り聞かせが絶えてしまったからではないのか? と、云う方がいます。
「もう一度、子ども達に耳から聞くお話を。」
 それが、今日のストーリーテリングと云う分野になったのです。

 ・・・まぁ、専門的な説明はこれくらいにしよう。丁寧語だと調子も出ない。
 今日はそのストーリーテリングの先生のお話を聞きに、茨城まで行って来た。

 遠い、遠い。電車で二時間ゆ〜らゆら。
 それでも、行って来た甲斐は十分にあった。

 昼と夜の二回、先生の話を聴いた。
 昼は近所の幼稚園で、子どもを主体としたお話会。夜は先生のお宅で大人を主体としたモノ。
 ふたつとも聴くと、改めて先生の偉大さが分かる。

 子どもが楽しんで聴ける話。大人でも楽しく聴ける話。
 特に、夜の部の話が素敵だった。

 今回のプログラム<夜の部>は、
 ・かにむかし  (かにむかし  岩波書店)
 ・ざしきぼっこ (風の又三郎  岩波書店)
 ・六羽の白鳥  (グリム童話 ぎょうせい)
 ・水晶のおんどり(みりどの小鳥 岩波書店)
 ・チワンの錦  (子供に聞かせる世界の民話 実業之日本社)

 最後の三話が、アタシ好み。どうやら異国の話の方が好きなる確立が高い。
 いつかアタシも先生負けないような、ストーリーテラーになってみたいものだ。

 ストーリーテリングには関係ないけど、今日の三日月型の月はとっても綺麗だった。

 < あの時、ああしていれば…  …見る?  この時は知る術もなかった… >


TOHGA [はい、もしもし?] ここで逢ったが
人目!!