同じ空の下で。
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2002年11月07日(木) |
個性教育ってなんですか?? |
今日、たまたま面白いニュースを見つけた。 それは、日中米の中学生を対象に行われたアンケートであり、 その内容が、「授業の理解度」、「将来、情熱を注ぎたいこと」 「自分についての評価」、「クラスの人気者とは?」などなど 多岐にわたる質問から成り立っている。 全体に関しての感想は控えるが、ただ一つ言えるのは 日本人の場合、数字として出た結果と当の本人たちが実際に思っている ことの間には、少なからず差があるということで、 数字がすべてを物語ることはできないということである。 逆に、その差に日本人の特徴が見れるのではないかと思う。
さて、話の焦点を「クラスの人気者」という項目に持っていきたい。 「クラスの人気者はどういう人間か?」という質問で トップ回答は「ユーモアのある人」であるそうだ。 これに関しては、特に、疑問もなければ、「そんなもんだろう」という 感想しか抱かない。 というか、僕的には「下ネタが冴える人」じゃなくって残念だったりする。
それはさて置き、2位の「個性的な人」という 回答に少なからずとも違和感を覚える。 えぇ〜〜、何ですか?個性的な人って。。。 どーーいう意味ですの?? アメリカ2位の「スポーツのできる人」やら 中国2位の「勉強のできる人」とは違うんですかい??
一昔前から、日本の教育において、 「個性教育」なるものが、声を大にしてうたわれていますが、、 一体全体、何をしようというのでしょう。 「個性を重視する」ということなんでしょうか? っていうか、個性って何ですか? 僕の、ない知恵を絞って、考えると、、 それぞれが持っている特徴を最大限に伸ばすということなのだと思うのだけど、
だったら、運動会の徒競走で劣等感を生むという理由で 順位をつけるのを止めるといった発想は、おもいっきし逆流していませんか?? 運動会で活躍できない、だったら、勉強で、音楽で、、 という風に考えるのが、子供たちだと思うのだが。
「個性」という言葉が、某お役所の、変な方針で 「顔のない得体の知れないもの」になってしまったような気がする。 「個性」という言葉を使えば、全てがOKといった風潮が非常に気持ち悪い。 そんな風潮が、中学生たちのアンケートの答えに「個性的な人」なるものを 2位にさせた原因ではないだろうか? 彼らに「個性的な人とは何ぞや?」という質問をしたら 「なんでしょう?」とでも答えるのではないかとも思ったりする。
「個性教育」と言いつつ、実際に目に付いてしまうのは お役所さんたちが嫌ったはずだった「平均化教育」であるような気がする。 しかも、それを「個性を重視する」と言って 根本を見えずらくしてしまっているから余計にたちが悪い。
変にかっこよさげな、言葉を使って、 満足して、マイナスを生んでいるんだから本当にカッコウ悪い。。 ゆとり教育もしかり。。。
うーーーん、ほんとうにかっこわるいのう。。。
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