2001年10月29日(月)
……という言葉が大好きだ。 「人はみんな解り合える」何ていうのは、ただの幻想に過ぎないと思っているし、「君のことはみんな解ってる」何て冗談以外で口にする奴は、かなりの自分勝手か偽善者に過ぎないと思う。 「解り合える」と思い込んでいるのに相手が解らなくて、相手に解って貰えない。それはもちろん、お互いの努力が足りないからなんかじゃなくて、「真に互いを理解する」ということが本来不可能である出来事だからだ。なのに、それを理由に口論したり、相手を恨んだりするのはお門違い。 「本当の本当には解り合えない」からこそ、「解り合おう」と努力できるのかもしれないし、「解り合えない」と解っていながら付き合うからこそ、多少の行き違いには寛容になれる。「解る」と思っていて「解らない」事に気付くよりも、「解らない」と思っていたところに「解る」部分を見つける方がきっと多分、幸せ。
そんなわけで、私は「どうせ俺(私)の事なんて誰も解っちゃくれないんだ!」などと至極自明の理のことに文句を言って悪態をつく甘ったれ野郎が無性に気に食わなく思えてならないときがないこともない。 まぁ、そこにもやはり一つの相互不理解があるわけで。
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