思いつき日記
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2001年12月09日(日) ある日常

仕事でクタクタだ。昨日は更新できなかった。

「オラも休みてーだ。」
「何を言うか、カカロット!!貴様のような下級戦士がぁ!」
訳わからないことはここらへんで止めにして。

「シューッ」「バシッ!!」
肌寒い空気を切り裂くように、白球が宙を舞う。

兄貴一家が里帰り。
私の日頃の運動不足を察知してか、兄貴は私をキャッチボールに誘った。
彼はこういう人を思い遣る事が出来る人だ。

「キャー」どたばた。
「ボール、ちょうだい。」
姪が元気よくそこらへんを駆け回り、あどけない表情で
(時折見せるイタズラっ子の表情は見のがさないよ。私)話し掛ける。
軟球(A球)でキャッチボールをしているのだけれど、姪には重いようだ。
でも、楽しそうにボールをパパに、ダダに、お父様に(同一人物)
投げている。

「あー俺にもこんな時があったんだよな」
などと感傷に浸っている間もなく強いボールが私のグローブに投げ返される。

コントロールを気にするあまり思いっきり投げれない。
いつからだろう、白球を相手の胸めがけて思いっきり投げれなくなったのは。

とにかく、無言で相手へボールを投げる、捕る、投げる。
それだけで、久しぶりに会ったということを忘れて、互いの近況報告の
代わりになっていた…というのは私だけの思いなのだろうか?

てってけてってけ、駆け回っていた姪が転んだ。
この子はなかなか強いのだけれど、相当痛かったのだろう、泣いた。

近所の子供がこちらを見ている。
兄貴は何のためらいもなくこの子供を仲間に入れた。
こういう所が「兄貴」なのだろう。私には出来ないことだ。
私はそこで一抜け。しばらくその様子を見ていて家の中に入った。


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