思いつき日記
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街が目を覚ます前。 午前三時。
愛車180SXと共に漆黒の闇を疾走する。 彼、彼女?の鼓動は今日も素晴らしいリズムを奏でて、 排気音が心地よく耳に届く。
ふと東の空を見上げた。 金色に輝くとても細い三日月。 明日には新月になるのだろう。
満月と新月の時は気分が高揚する。 (統計学的に見ても満月や新月の時は事故が多いらしい) そうか!狼男はこれに由来するのだろうか?はて?
とにかく私はアクセルを踏み込み、また漆黒の闇へと消えていった…。
……
満月には人間の本能をくすぐる何かがあるのだろうか?
押さえつける理性を跳ね除けてみたい。 どうも私は頭でっかちで“本能の赴くまま”という事に事欠けるような気がする。
あー自分を忘れるくらいの何かに没入してみたい。 動物という自分を否定しつづけてきたけど、そんな自分を認識してみたい。
カタルシスを達成したらどうなるのだろう。 この欲し続けている何かを得たらどうなるのだろう。
高尚とは全くの正反対の世界へ。 あなたと共に。
奈落の底には何があるのか? 光るものは見つけられるのだろうか。
未到達の領域へ。
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