コラムニストの勝谷誠彦氏が死去 57歳、尼崎市出身(神戸新聞 2018.11.28)2017年の兵庫県知事選に立候補したコラムニストの勝谷誠彦(かつや・まさひこ)氏が28日午前1時48分、肝不全のため尼崎市の病院で死去した。57歳。尼崎市出身。 灘中、灘高、早稲田大を卒業後、週刊誌記者を経てコラムニストに。テレビ、ラジオの情報番組でコメンテーターを務め、辛口の発言で知られた。さぬきうどん店も経営していた。 17年7月の兵庫県知事選に無所属で立候補したが落選。5選を果たした現職井戸敏三氏の多選批判を展開して約64万7000票を獲得し、インターネットの会員制交流サイト(SNS)の利用者も意識した選挙戦を展開して注目された。 1999年からネット上に時事批評の日記コラムを一日も休まず発表してきたが、8月下旬、重症アルコール性肝炎で入院し、いったん途絶えた。10月上旬の退院後も療養生活を続け、周囲には「日記だけは続けたい」と語っていたといい、今月23日の発表分が最後の配信となった。突然の訃報にただただ驚いております。昨年の兵庫県知事選挙で久しぶりに姿を拝見しましたが、『たかじんのそこまで言って委員会』に出演されていた時とは違って、その辺にいそうなおじさんの風貌になっていたので驚いたことを記憶しています。近況についてはまったく存じ上げていなかったのですが、好きだったお酒の影響もあり、かなり体調が悪かったようですね。勝谷誠彦氏の存在を知ったのは今は無き日記サイト「さるさる日記」の『勝谷誠彦の××日記』からでした。歯に衣着せぬ発言で毎日日記を更新し連日読者ランキング1位だったように記憶しています。その後、関西ローカルの番組『たかじんのそこまで言って委員会』に出演して、そこからは全国ネットの番組に呼ばれるまでの存在となり特に討論系番組には欠かせない存在となっていました。考え方が合うときと合わないときもありましたし、何度かこの日記でも勝谷氏の発言に賛同したり批判したりしたものです。拉致問題解決に向けてニューヨークタイムズに意見広告を掲載する運動には賛同して寄付したものです。一時期は好きだった論客だけに訃報には一抹の寂しさを覚えます。たかじん氏が存命で勝谷誠彦氏と宮崎哲弥氏が出演していた頃の『そこまで言って委員会』はとても面白かったですね。宮崎氏も離れてからはたまにしか見なくなってしまいました。今はレギュラーの元皇族芸人が下品すぎて見てられないんですよね。勝谷氏も上品ではなかったけど、まだ礼節はありましたから。勝谷誠彦氏のご冥福をお祈りいたします。