「朝日新聞、死ね」投稿 維新・足立衆院議員、ツイッターに 識者「言論の元断つ物言い、不適切」(朝日新聞 2017.11.15)日本維新の会の足立康史衆院議員が、学校法人「加計(かけ)学園」をめぐる朝日新聞の11日付朝刊の社説に対し、自身のツイッターに「朝日新聞、死ね」と投稿した。複数のメディアが報じたのを受け、14日も朝日新聞に対して「ねつ造報道」などと投稿を繰り返した。 朝日新聞は社説で「来春開学の見通しになったからといって、あの『総理のご意向』をめぐる疑いが晴れたことには、まったくならない」などと論じた。 足立氏は13日、朝日新聞の取材に「適切な言葉だとは思っていないが、加計学園をめぐる名誉毀損(きそん)を続けるのかという怒りを表明した」と説明。匿名の母親が待機児童問題を告発するブログで使った「保育園落ちた日本死ね」の言葉が国会質疑で取り上げられたことに言及し、「国会での発言として許されるのであれば、『朝日新聞、死ね』も許される」とした。「問題提起だから、炎上した方がありがたい」とも述べた。 元共同通信記者でジャーナリストの青木理氏は朝日新聞の取材に「一般の市民が切羽詰まった状況を伝えようとして過激な言葉を使うのと、公共的な存在である国会議員が使うのは出発点が違う」と指摘。「政治家は言葉が命。『朝日新聞、死ね』と言論の元を断つような物言いは適切ではない」と批判した。 足立氏の一連の投稿について、朝日新聞社広報部は「現職国会議員がこうした暴力的な言葉で正当な報道・言論活動を封じようとしたことに強く抗議します。本紙報道を『ねつ造』などとする事実無根の批判を重ねていることと合わせ、看過できません」とのコメントを出した。この騒動は「安倍死ね」「日本死ね」という過激な表現に喝采を送っていたような人達やメディアほど足立議員の「朝日新聞死ね」を批判しているわけですが、今さら何を言ってるの?って思うわけです。自分の支持しないものに対して「死ね」と言っていたり、そのことに対して「その表現は使うべきではない」と批判することもなく積極的に支持したり評価したりするようでは、もしかすると今度は自分達が支持するものに「死ね」と言われて返ってくる可能性があることはわかっていたはず。だからこそ、どんなものや人に対しても「死ね」という言葉を気軽に使うべきではないと私は去年も言ってました。過激な言葉は諸刃の剣であって、それが今になって巡り巡って自分達に返ってきたというわけです。最初にも言いましたが「日本死ね」や「安倍死ね」を称賛していた人たちやメディアが「『朝日新聞死ね』許されない!」と批判していても、なんだかな〜と思って冷めた目で見てしまいます。