<速報>加戸守行前愛媛県知事がスバリ指摘 「前川喜平氏は想像を全部事実のように発言している。精神構造を疑う」「メディアは報道しない自由、印象操作は有力な手段」(産経新聞 2017.07.25)文科省OB批判の応酬…加戸前知事と前川前次官(読売新聞 2017.07.25)学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設などを巡り、25日に開かれた参院予算委員会の閉会中審査で、参考人の加戸守行(かともりゆき)・前愛媛県知事が前川喜平・前文部科学次官を名指しし、「テレビの取材に虚構の話をした」「想像を事実のごとく発信している」などと批判した。 前川氏はその場で「誤解だ」と否定し、「加計ありきだった」とする従来の主張を繰り返した。 午前9時に始まった審査には、加戸氏や前川氏が参考人として出席。グレーのスーツ姿の加戸氏は、前川氏と並んで座った。 「披露しなければ気が済まないから申し上げる」。愛媛県今治市への獣医学部新設を求めてきた加戸氏は、自民党議員から所感を尋ねられ、そう切り出した。 加戸氏の答弁によると、獣医学部新設について、東京のテレビ局の記者から取材を受けた際、前川氏へのインタビュー映像を見せられた。加戸氏は2013年1月から首相直属の「教育再生実行会議」の委員を務めているが、映像の中で前川氏は、「あれは安倍首相が加戸さんに加計学園の獣医学部の設置を会議で発言してもらうために頼んだんですよ」と説明していたという。 さらに加戸氏は、「前川さんは、『私もその会議に出席していたが、(加戸氏は実際に)唐突に発言していた。加計学園、しかも2回にわたって』とあった」と証言。安倍首相の「意向」を受けて実際に会議で発言したかのようなインタビューになっていたという。加戸氏はその場で記者に否定し、「安倍首相が加戸氏に頼んだ」という部分は放送されなかったという。答弁でテレビ局名は明かさなかった。 教育再生実行会議の議事録によると、加戸氏は13年5月と10月、15年1月の会議の席上、「何回も特区でチャレンジしたが、全部けり飛ばされた」などと発言し、愛媛県への獣医学部の設置などを訴えてきた。ただ、「加計学園」には言及していなかった。 加戸氏は当時を振り返り、「(前川氏は)安倍首相をたたくために、全国に流れるテレビの取材に応じた。私の取材ができていなければ、流れていたかもしれない」とし、「なぜ虚構の話をするのか。作り話をしなければならない彼の心情が理解できない」と前川氏を強く批判した。 これに対し、前川氏は「(インタビューで)総理に頼まれて発言した、と言った覚えはない」と否定。加戸氏の方を見て、「加戸先輩が捏造(ねつぞう)するとは思わないので、誤解だと思う」と話したが、加戸氏は首を横に振った。また、前川氏は「加計学園ありきであったことは間違いないが、愛媛県や今治市が一生懸命やっていたことも事実として認めなければならない」と述べた。 加戸氏は1999〜2010年に知事を務め、それ以前は文部省で官房長などを歴任した。総務課長時代には、前川氏が約1年間、部下だった。(時時刻刻)加計疑惑、証拠なき否定 政府側「首相指示なし」(朝日新聞 2017.07.25)何時間費やしても「加計ありき」の「総理の指示」も証拠はなく、明らかになったのは前川氏が、「加計のことに違いない」と思い込をでいたということだけ。証拠は嫌疑をかけた側が証明すべきものなのに、「嘘じゃないなら証拠を出せ」と魔女裁判のように追及される。この問題ってそもそもは安倍首相と加計氏が旧知の仲なので、加計学園新設に便宜があったのではないか?という話だったと思うのですが、今日の委員会を聴いていると、いつ知ったとか、いつ会ったとか、聞いたのはいつかとか、便宜が図られた証拠すら出てこないし、公開されている議事録などの資料を見ても特に権限履行における瑕疵があったわけでもなく、法律違反をしてもいないので、枝葉末節な話で何がなんでも安倍首相が悪いってイメージを植えつけたいだけになっていると思うんです。今日も今日とて加戸・前愛媛県知事から重要な証言をいくつも引き出した与党の質問はほとんど放送されませんし。「疑惑があるんだから疑惑をかけられてる方が疑惑を晴らせ」が延々と続いているだけで、仮にこの先、証人喚問が行われても、同じことの繰り返しなんでしょうね。私としては証人喚問やればとは思ってますけど。