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2017年04月07日(金) 今村復興相に辞任を迫る人は自主避難者を都合よく利用しているだけ

今村復興相「報道」 メディアの呆れた実態 (BLOGOS 2017.04.06)

今村復興大臣閣議後記者会見録(平成29年4月4日(火)1000〜1015 於)復興庁記者会見室)




今村復興相のニュースは一次ソースとなる復興庁サイトにアップされた会見録を読めば

意図的な切り貼り編集や印象操作含めて、

マスメディアはこうやってニュースを作って騒ぎを大きくしていくのね、

というのがよく分かる教材になっています。

会見録を読めば今村氏の口からは一度も「自己責任だ」とは言っておらず、

自称記者の「それは自己責任か」の挑発に乗って

「基本はそうだと思います」と言ってしまったのが、

今村氏が「自主避難者は自己責任」と怒って言ったようになって

報道がエスカレートしている現状です。

そもそも、そこに関しても福島県から自主避難した人達のことではなく、

記者が名前をあげた「千葉・栃木・群馬」といった福島県以外に住んでいる人が、

不安を感じて他県へ自主避難したことにも国は責任を取れ迫った話が発端になっているのです。

会見録を読めば福島からの自主避難者にはまず福島県が窓口となり、

国がサポートしていくということを言っており、

自主避難は自己責任だと突き放しているわけではいなんですよね。

福島県以外に住んでいて直接的な被害はなにもなく

なんか不安だというだけで他県に避難した人達は、

これは自分で判断したのだからそこまで面倒は見られないというだけで、

国の方針としては支援の対象から外れるのは当然だと思いますよ。

ネットにアップされた会見録で、

どういったやり取りがあってあのような流れになったのか分かるようになっているにもかかわらず、

こういった部分を全部無視して意図的に憎悪を煽る報道をするのは、

報道の自殺なんじゃないですかね。

こんなことばかり続けていると信用を失いますよ。

そして、この話題で反原発派の中でもデマを用いて煽った商売をしている人達ほど、

自主避難者の味方のように振舞って反発の声を上げていますが、

この人達にとっては自分たちの主張に正当性を持たせるためには、

不安を感じて引っ越した自主避難者は自分たちにとっての飯の種であり、

いつまでも不幸じゃなきゃ困るわけなんです。

むしろ、不安で煽ってきた人達のほうこそ6年前には

「避難しない人は死んでも自己責任」とか

「子供を避難させないのは親による虐待行為」や「人殺し」などと

福島に留まることにした人達に対して自己責任と責め暴言の数々を浴びせていたんですよね。

同じように今村氏の会見発言を切り貼りして憎悪だけを煽っているマスメディアも

政権批判ができればいい憎悪の感情のほうがネタとして長続きする

人が不幸な方が記事が作りやすいから騒いでいるだけで、

自主避難者のことや6年前に事故があってもなお福島県で生活している人達のことなんて

これっぽちも考えていません。

ほんと、人でなしですよね。

自主避難者の方たちが自分達はただ利用されているだけと目を覚ましてほしいと思います。







名塚元哉 |←ホームページ