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2017年03月09日(木) 嫌なら黙って離れててほしい。

「4月なら森友解散。受けて立ちます」民進・安住氏(朝日新聞 2017.03.08)

■安住淳・民進党代表代行

 4月に(衆院)解散するのなら「森友解散」(森友学園問題が一大争点の解散)になるから、
結構ですよ。森友解散、受けて立ちますから、どうぞ4月解散をしてください。


国政の話ではなく大阪限定の話を争点にして解散総選挙とかアホとちゃうか。

仮に解散総選挙になったとしても自民党政権が続くことでしょう。


くわばたりえ 福島産米に本音「みんな買ってないから、私も」(livedoorNEWS 2017.03.08)

8日放送の「あさイチ」(NHK総合)で、クワバタオハラ・くわばたりえが、
「『福島米食べてます』って言えない」との気持ちを吐露した。

番組では、6年前の東日本大震災を振り返り、福島米について特集した。
東京・調布市のあるスーパーでは、さまざまな産地の米を販売しているが、
震災後は福島県産の売上が4割落ちたという。
JAふくしま未来の斎藤重泰氏によると、
「どうしても“福島県”の名前が出てると、消費者が嫌う部分がある」と明かす。

原発事故が起きた2011年、収穫された福島県産米の一部から500ベクレルを越す放射性物質が検出されていた。
そこで、翌年から県内で収穫されたすべての米の放射性物質を調べる検査を開始。
これまでに5310万点で実施され、2年前からはすべての米が基準値
(100ベクレル/kg)以下となり、99.99%は放射性物質が不検出だったという。
だが、安全が証明されているにも関わらず価格は低下し、苦戦を強いられているとのことだ。

VTR後、くわばたは複雑な表情で「いや…なんか、
『私は福島米食べてます』って言えない自分もいる」と漏らしたのだ。
最近、スーパーに行ったときも、福島米が少し安く売っていたが「買わなかった」という。

くわばたはその理由、たくさん陳列されていても減っておらず、
隣の200円ほど高い米のほうが売れていたからだ、と明かす。
くわばたは「みんな買ってないから、私も買わんとこう」との心理が働いたと明かす。
たとえ安全だと分かっていても「食べない人のほうが多い」ならば、
自身も「じゃあ…」と食べないことを選択してしまう、というのだ。

この現状に、津田塾大学教授で哲学者の萱野稔人(かやの・としひと)氏は
「『安全』だって分かってても、やっぱり『安心』までは行かないっていうことが現実にある。
専門家も頭を悩ませてる」と解説していた。


福島で生産されているお米は全量全袋検査をしていても

これが実情なんですよね。

不安を煽るもの広めるものは何度も繰り返し大きく報道しても、

全量全袋検査をしているとか安全な基準値の農作物に関してなど

安心安全だという報道はあまり大きく伝わってきませんから。

安全のデータが出ていても、そのことについて知らなかったり、

なんか不安なのよね…という気持ちを持ってしまう人がいるのは当然だと思うんですよ。

不安だったら黙って離れてほしいんですよね。

このわざわざ口に出して言ってしまうことが、

福島を傷つけ風評に繋がっていること、

そして、この風評を解消することのほうが労力と時間を倍要することを理解してほしいんです。

だいたい、「わたし〇〇県のもの買いたくないし食べたくない」なんてことを

タレントが言ったら抗議殺到ものでしょう。

どうして福島ならそれが許されるのか本当に疑問です。

NHKの多くの人が見ている朝の番組で口に出してしまうことの影響の多きさ、

こういった報道が福島の復興の足を引っ張っている。

そのことにもメディアやテレビに出ているタレントなどは

いい加減に気がついてほしいんです。

いつまでも大人が無知のまま配慮不足のままに

このような言動をとってしまっていることも、

福島から避難した子供への虐めに繋がっていると言えるでしょう。


論説 : 東日本大震災6年・被災地差別/放射線の正しい知識を(山陰中央新報 社説 2017.03.08)

(一部抜粋)
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から6年を迎える。
被災地の復興は多くの課題に直面しているのに加えて、避難者らに対するいじめや差別が相次いでいる。
憂慮に堪えない。こうした問題の原因は放射線に関する根拠のない不安であり、
正しい情報の発信と知識の普及が不可欠だ。

行政はもとより、報道の責任も重大である。

放射性物質と放射線を正しく恐れる必要がある。
政府は福島の現実をもっと広く知らせるよう努めなければならない。
地道な教育も重要だ。全国の小中高校で、放射線や食品の安全に関する授業を実施してはどうか。
メディアは学術的な合意が得られている事柄を柱として、正確な知識の普及に尽力すべきだ。

 広島、長崎の被爆者と水俣病患者は長年にわたり、
就職や結婚でも差別を受けた。この忌まわしい差別の歴史を繰り返してはならない。


地方紙の社説でやっと当たり前に大切なことが書かれたと感じますが、

先週、石原元都知事が会見で「科学が風評に負けてはならない」

というようなことを言っていましたが、

原発事故しかり豊洲問題しかり

メディアや政治が作り出している風評に科学は負けっぱなしの状況です。

この頭の痛い状況はいつまで続くのでしょうか。














名塚元哉 |←ホームページ