「きりたんぽ」男性の局部切断連想 苦情多く、秋田県抗議でテレ朝がタイトル変更(産経新聞 2017.03.08)テレビ朝日がアイドルグループ「AKB48」の渡辺麻友さんを主演に4月から放送する連続ドラマ「サヨナラ、きりたんぽ」(日曜深夜0時40分)のタイトルが男性の局部切断の意味で使われていたため、秋田県の抗議を受けてテレビ朝日がタイトルの変更を決めたことが分かった。 ドラマの企画・原作は秋元康氏で、概要は今月初旬にテレビ朝日のホームページで発表された。渡辺さん演じる「桐山さおり」が自分を裏切った男性の局部を切断するなどして成敗するというストーリーと説明され、昭和11年に女が交際中の男性を殺害し局部を切断した阿部定(あべさだ)事件に言及していた。 タイトル中の「きりたんぽ」は秋田を代表する郷土料理とは全く関係なく、「きり」を「切り」、「たんぽ」を男性器と取らせるネーミングとみられる。渡辺さんは「私が平成の阿部定?! いままで演じたことのない役柄です! 私自身も大きな挑戦となります」とコメントしていた。 県庁や、きりたんぽ発祥の地・鹿角市、本場の大館市、北秋田市の市役所に「下品で不快」などの声が多く寄せられたという。県観光戦略課あきたびじょん室は「郷土料理のイメージダウンにつながる」などとして7日、口頭でテレビ朝日に抗議し、同日中に「タイトルを変更する」との回答があったという。ホームページでは8日現在「連続ドラマ タイトル未定」となっており、「阿部定」などの文言は削除されている。あきたびじょん室の成田光明室長は「番組でタイトルを使わないとともに、きりたんぽを一切、登場させないよう申し入れた。最終的な内容を確認したい」と話している。テレビ朝日広報部は「県民の皆さまにおわびする。県の要請通りに対応したい」としている。きりたんぽをめぐっては平成20年、秋田市の土産物企画販売会社がきりたんぽを模したマスコット「秋田名物きりちんぽ」の携帯ストラップなどを発売しようとしたところ、批判が相次ぎ中止になる出来事があった。この話題をNHKまで13時のニュースで報じてました。ニュースにするようなことかと思ってしまったのですけど、これどう考えてもドラマの内容から見てもイメージが悪すぎるので、クレームが来る可能性は充分に考えられただろうし、それに気がつかなかったのならアホすぎると思ったのですが、ちょっと待てよ…ひょっとしたら、クレームが出たことで、このあとのタイトル変更も注目され再びニュースになるだろうから、たまにあるクレームで商品名を覚えてもらう炎上広告みたいに秋田県からクレームが来ることを見越して炎上タイトルをつけてドラマを宣伝する目的であえて「きりたんぽ」のタイトルにしたんじゃないでしょうか。もしそうだったら思惑通りに新聞各紙にNHKまでが報じたことで莫大な宣伝費を使わずにドラマの宣伝ができたことになります。企画・原作が秋元康さんなので、この方法をやりかねないと思いました。ただ炎上目的でタイトルをつけるぐらいなら、ストレートに「サヨナラ、ちんぽ」でも良かったんじゃないですかね。どんなドラマなんだ!?って注目は集めるだろうし。