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2016年12月02日(金) 「日本死ね」という暴言は受賞させるべきじゃなかった。

「保育園落ちた日本死ね」新語・流行語大賞トップ10入りで山尾議員が受賞 (BLOGOS 2016.12.01)

「『現代用語の基礎知識』選・2016ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞とトップ10が1日発表され、
トップテンに入った受賞語「保育園落ちた日本死ね」の受賞者として
山尾志桜里衆院議員が発表・表彰式に出席。
「2万7682人の女性たちに代わってこの賞を受け取らせていただきたい」と受賞の喜びとともに、
「これからは新語・流行語から死語になるように頑張っていく」と
待機児童問題の解消に向けてのさらなる取り組みへ決意を述べた。

 「保育園落ちた日本死ね」は、今年2月中旬、
子どもが保育園に入れなかった母親がインターネット上でその憤りをつづったブログのタイトル。
山尾議員はこのブログを国会で取り上げ、政府、
国民にあらためて待機児童問題を喚起したとして今回の受賞となった。


あの匿名ブログをきっかけにして待機児童問題解決に向けての

議論が政治の場で活発になったのは確かなんですけど、

これが過激な表現を置き換えて「待機児童問題」になっていたら何の問題もないのですが、

「死ね」という言葉が流行語になってしまうのは違和感があります。

これはノミネートとして候補が発表になったときから、

「死ね」というマイナスの表現を流行語にするのは相応しくないと批判の声が多くありました。

ところが、やっぱり選んでしまう。

審査員の面子を見れば選ぶのは分かりきっていたとはいえ・・・。

そして、騒いだだけで問題の解決には寄与していない政党の議員が

満面の笑みで受賞を喜ぶ滑稽さ。

流行語大賞はノミネートを発表した後に世間の反応を見てみるべきなんですよね。

「日本死ね」はノミネートの段階からかなりの大顰蹙を買ってたにもかかわらず

「死ね」という暴言であり汚い言葉を

娯楽としてベスト10に入れちゃうところにユーキャンも審査員も

自分達で賞の権威を下げているなと思います。

まあ、この賞自体がメディアが盛り上がるのだけで価値のあるものでもないのですが。



つるの剛士が「日本死ね」の流行語TOP10入りに嘆き「汚い言葉」(livedoor NEWS 2016.12.02)



2日、タレントのつるの剛士が自身のTwitter上で、
「保育園落ちた日本死ね」の流行語大賞トップテン入りに
「とても悲しい気持ちになった」との心境を吐露した。

前日の1日、「2016ユーキャン新語・流行語大賞」が発表となり、
25年ぶりのリーグ優勝を果たした広島東洋カープの緒方孝市監督がシーズン中に発した
「神ってる」が「年間大賞」に選出された他、「日本死ね」がトップテンとなっていた。

この「日本死ね」とは匿名ブロガーが保育園の抽せんに落ちた怒りを綴った
エントリー記事に由来するもので、マスメディアでとりあげられるなど当時大きな反響を呼んでいる。
表彰式には、このブログを国会で取り上げた民進党の山尾志桜里衆院議員も出席している。

つるのは「日本死ね」を「汚い言葉」と評し、
流行語大賞トップテン入りした上に山尾議員が表彰式に参加したことについて、
「なんだか日本人としても親としても僕はとても悲しい気持ちになりました」と本音を吐露。

そして、「きっともっと選ばれるべき言葉や、神ってる流行あったよね」
「皆さんは如何ですか?」と、他のTwitterユーザーに問いかけている。


タレントのはるかぜちゃんさんからも疑問の声。









きっと多くの方もこう思っていたと思います。

誰でも「死ね」と言われたり、

「死ね」と言っているのを聞くのも気分が良いものではないですよね。

それが特定の誰かを指し示していなくとも。

ところが、一方でこういう意見もあります。



と偉い弁護士の先生がおっしゃっているので、

これからは気に入らない国相手に「死ね」と言っても問題ないということです。

特定の国家に「死ね」と言ったことで「ヘイト」だなんだのと注意されたら、

この弁護士先生のツイートを見せて

「無生物の国家に対してなら問題ないとお墨付きが出てますよ。
 それを特定の人と同視して注意してくるのって頭悪いね」

って言えばいいんじゃないでしょうか。

わたしは嫌いな国であっても「死ね」は使いませんけど。








名塚元哉 |←ホームページ