中日新聞が記事を削除 貧困巡る連載「想像で書いた」(朝日新聞 2016.10.12)中日新聞社(名古屋市)は、中日新聞と東京新聞に掲載した子どもの貧困をめぐる連載記事に事実とは異なる記述などがあったとして、両紙の12日付朝刊におわびを掲載し、当該記事を削除した。 同社によると、問題となったのは、5月に中日新聞朝刊で6回連載した「新貧乏物語」第4部のうち、父親が病気の女子中学生を取り上げた19日付朝刊の記事。生活が厳しくて教材費や部活の合宿代が払えない、とした部分など3カ所が事実ではなかったという。 記者は家族らに取材して取材メモをつくっていたが、この部分は「原稿をよくするために想像して書いてしまった」と説明しているという。家族から指摘があり、同社が社内調査をした。同じ記事は6月に東京新聞にも掲載された。 5月17日付の中日新聞に掲載したパンの移動販売を手伝う少年の写真も、同じ記者が、実際とは異なる場所でカメラマンに撮影させていたという。 両紙は、臼田信行・中日新聞取締役名古屋本社編集局長名で「記者が事実と異なることを自ら知りながら書いたことは到底許されません。深くおわび申し上げます。厳正に処分するとともに、記者教育に一層力を入れていきます」とするコメントを掲載した。貧困をより強調しようとして取材記事に創作を付け加え事実のように報道すれば、それはもう捏造と言ってしまってもいいのではないでしょうか。ところで、この記事を慰安婦やサンゴ礁など数々の捏造をしてきた朝日新聞が伝えているところに味わい深いものがありますね。◆フジ「新報道2001」 豊洲市場の柱問題での写真加工を認める(livedoor NEWS 2016.10.10)フジテレビ系の報道番組「新報道2001」は2016年10月9日、2日に放送した同番組で豊洲市場(東京都江東区)に関する提供写真を紹介した際、写真の一部を加工していたことを明らかにした。2日の放送では、東京・中央区区議から提供された加工パッケージ棟4階内部の写真をパネルにして紹介。左側に写る柱が傾いているように見えることを指摘していた。これについて司会の須田哲夫アナウンサーは9日の放送で、都から「不具合は認められなかった」とする回答があったことを説明。建築士や映像解析の専門家の見解も示し、「柱が傾いて見えるのは撮影の影響とみられる」とした。その上で提供写真の加工疑惑については「右側の柱を垂直に合わせたため、左側の柱の傾きが結果として強調されることになった」と説明。局側で写真を加工したことを認めた。訂正の放送は約1分半。最後に須田アナは「一連の報道により誤解を招いたことを真摯に受け止めます」と述べた。2日の放送から、建築士や写真を趣味にする人から「あの画像はヘンだ」と指摘が合って、都議会議員も調査したのですが傾いた柱は一本もありませんでした。豊洲市場移転を反対もしくは批判したいがために意図的に写真を加工してまで実行に移し世論や政治をも巻き込もうとしていたわけで、捏造の部類でもこれはかなり悪質なものがあると思いますよ。過去フジテレビが捏造して打ち切られた番組「発掘!あるある大事典」のように打ち切り案件ものですよ。それにしても、先日お伝えした毎日新聞の誤報もそうでしたが、2016年10月06日(木) 日本のメディアの悪いところは誤報や捏造は大きく訂正は小さく。昔と違って今はその分野に詳しい専門家がネットで間違いを指摘し、あっという間に拡散される時代になっているので、新聞やテレビの捏造や誤報が簡単に見抜かれるようになっています。新聞社やテレビ局は読者や視聴者を舐めてかからず真摯に取り組むべきではないでしょうか。