SMAP12・31解散 史上最強アイドルグループ25年の歴史に幕(スポニチ 8月14日)SMAPが解散することが13日、分かった。ジャニーズ事務所が「本年12月31日をもって解散することになりました」と発表した。メンバーはそれぞれコメントを出したが、その内容には大きな隔たりがあり、解散に至るまでの確執が浮き彫りになった。5人は今後も事務所に残って来年以降はソロ活動に専念する。デビューから25年。日本の芸能史上最強のアイドルグループがその歴史に幕を閉じる。 ジャニーズ事務所は解散に至る経緯について、活動休止を提案したところ「メンバー数人から“休むより解散したい”という希望があった」と説明。「全員一致の意見ではないものの解散したいと考えるメンバーがいる状況でのグループ活動は難しい」と判断したとしている。 本紙の取材では、解散への決定打になったのは音楽特番への出演をめぐって、6月以降に行われたジャニー喜多川社長(84)とメンバー5人の直接面談だった。 メンバー全員を集めての面談を2度、個別面談を2度行ったほか、電話でも話し合いを持った。メンバーにとってジャニー社長は自分たちの才能を見いだし、グループ名を付けてくれた恩人。その再三にわたる説得にも、木村拓哉(43)以外のメンバーは最後まで首を縦に振らなかった。 事務所関係者は、面談の場で香取慎吾(39)の虚脱感が大きかったとし「もうやり切ったという感じだった。(ほかのメンバーへの)文句を言うことはなかった。5人で今まで以上のパフォーマンスはもうできないということのように感じた」と説明。一方で「分裂騒動の影響がないと言えばうそになる」とし、騒動時に生じたメンバー間の確執が解消しないままだったことを認めた。 この事態を受け、事務所は当面の間、活動を再開するのは難しいと判断。今月に入って、前向きな状況が整うまでグループ活動を休止することが一度決まった。しかし10日になって、木村を除く4人のメンバーがジャニー社長に会いに行き、香取、草なぎ剛(42)、稲垣吾郎(42)の3人が「休むより解散したい」と申し入れた。中居については「できれば(解散せず)このままやっていきたいという考え方」(事務所関係者)だったという。そして翌11日、事務所の役員協議を経て解散が正式決定した。 事務所関係者は「活動再開が見えない状況で中途半端にファンを期待させたくない。潔く解散したいという意見だった」とする。わずか2日で決まった解散劇。事務所残留後の“再分裂”は最悪の事態を招いた。 メンバー5人は本人たちの希望もあって事務所に残留。デビューした9月からの1年契約が自動更新される。今後はソロ活動に専念する。 解散は12月31日。NHK紅白歌合戦をラストステージにすることが期待されるが、現段階で「それは100%ない」(テレビ局関係者)。ではなぜ年内いっぱいか。20年間にわたってメンバー全員で出演する唯一のレギュラー番組「SMAP×SMAP」の存在が背景にある。直近の改編期の9月で打ち切るのは「後番組の準備期間もなく困難。最もお世話になった番組であり、次の改編期の年内いっぱいでの終了となった」(同)という。 シングル総売り上げ2000万枚以上、紅白23回出場。音楽界で数々の金字塔を打ち立てただけでなく、バラエティー界を席巻する新たなアイドルの歴史を切り開いたSMAP。日本中に衝撃を与えた分裂騒動から7カ月。あまりにあっけない幕引きとなった。 昨日の夜に「明日、SMAPが解散発表」というニュースが流れネットを賑わせていたのですが、その最初に伝えたのが捏造でもなんでもありのニュースサイト「サイゾー」だったので、信憑性に欠けるとして信じてなかったのですが、23時ごろに就寝して朝起きたら本当に解散してました。(サイゾーが本当の事を書いたとビックリですよ。)1月の分裂騒動以降解散はいつかあると思ってましたが、その騒動の時にすんなりと解散していたほうが、まだ印象も変わっていたのではないでしょうか。あの木村拓哉さん以外は表情が死んで悲壮感漂う公開処刑のような生放送での謝罪によって、夢を売る仕事であるアイドルが同情を買う側になってしまったことや、4人が明らかにSMAPから心が離れている印象もファンや視聴者与えてさらには新聞や週刊誌であれこれ書かれたジャニーズ事務所と木村さんにはマイナスイメージにしかならずで、あの公開謝罪が解散へ追い討ちをかけたと言えましょう。解散しても蟠りのある事務所から移籍できないし独立して個人事務所立ち上げすらもできないのはスターであっても圧力で業界から完全に干されることが分かっているからでしょうけど、ジャニーズ事務所に限らず芸能事務所は怖いという印象しかないですね。それにしても、低迷していたジャニーズ事務所を復活させ、歌って踊るだけのアイドルから何でも器用にできるアイドルとこれまでのアイドル像を一新させその後に続くアイドルにもその流れを定着させたパイオニアとして老若男女に愛される存在になったSMAPなのに、解散はFAX1枚だけで本人の口から直接ファンに語りかける場もなく、解散コンサートすら出来なくなってしまったのは寂しい話です。◆SEALDs、15日解散 若者たちが残したものは(朝日新聞 8月13日)安全保障関連法や憲法改正への反対運動を展開した学生団体「SEALDs(シールズ)」が15日、解散する。結成から1年余り。「おかしいことはおかしいと言おう」。そんな呼びかけを受け、街頭でのデモが東京で、各地で広がった。シールズが残したものは何なのか。実際に接した人たちに聞いた。 今年1月、栃木県に若者グループが生まれた。日光市の山あいで暮らす七田(しちだ)千紗さん(17)がツイッターで呼びかけ、県内の若者約10人で立ち上げた。 きっかけは昨年5月、ネットで見たシールズのデモの動画。「反対」と叫ぶだけでなく、自分の言葉で訴えていると感じ、「私も訴えたい。政治を語れる社会に変えたい」と思った。 だが、デモがある国会前までは電車を乗り継いで片道約4時間。東京でのデモに何度か参加したが、頻繁には行けない。「東京の動きにぶら下がるだけでなく、地元でやろう」と思い立った。宇都宮市で1月、改憲反対を訴えるデモを初めて実施。グループは今夏の参院選後に解散したが、「訴えたいことがあれば、また行動すればいい。シールズに出会い、そう思えるようになった」と話す。 シールズは「自分たちが参加したい」と思えるデモをめざした。デザインを工夫したチラシやプラカード、リズミカルな訴え方、SNSを駆使した発信。こうした手法は、のぼりを掲げてシュプレヒコールをあげる従来型のデモをしてきた大人たちも刺激した。 「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」の高田健さん(71)も、その一人だ。昨夏からデモなどでシールズと連携。参院選ではシールズなどと一緒に野党共闘を呼びかけ、全32の1人区で4野党の統一候補が実現した。高田さんは「シールズがなくても共闘はできた気がする」と話しつつ、こう言う。「彼らのおかげで野党支持者の幅が広がったのは間違いない」安保法に反対する「学者の会」の山口二郎・法政大教授は参院選で、シールズメンバーとともに各地で野党候補の応援演説に立った。「若い子が頑張っているんだから、年寄りもやらなきゃと思った」 ただ、改憲勢力が議席の3分の2を占めることを阻止するとの目標は達成できなかった。朝日新聞が投票所での出口調査で、有権者に投票で重視した政策を尋ねたところ、憲法などより、景気・雇用や社会保障の方が多かった。メンバーと集会で対談したことがある佐藤卓己・京大教授(メディア論)は「選挙結果を見ると、安保や憲法問題は無関心層に響かなかったのでは。平均的な若者が共感したとは思わない」と話す。 ジャーナリストの津田大介さんは、取材などでシールズに接してきた。対案を示さず「安保法は違憲」と抗議し続けたのは「やむを得ない部分もあったが、結果的に従来の左派と同じで主張の新鮮味に欠けた」と指摘。安倍晋三首相を呼び捨てにして「辞めろ」と訴えたことなどで「拒否反応を示して遠ざかった人もいたのでは」とみる。 一方、シールズのデモは参加者層を広げた点を評価。「多くの人を巻き込み、デモのやり方を刷新したことで政治参加のハードルを下げた」 シールズは15日、最後のメッセージ動画を公開する予定。メンバーは解散後、進学したり就職したりするという。シールズ 15日解散 政治に斬新な表現、若者の共感呼ぶ(毎日新聞 8月13日)戦後71回目の終戦の日となる8月15日、安全保障関連法の廃案などを訴えてきた学生たちのグループ「SEALDs(シールズ)」が解散する。先月の参院選で改憲勢力が伸長し、憲法改正の発議が現実味を帯びている。それでもシールズは結成から1年3カ月、既成の政党や運動体にはない斬新な表現や活動のスタイルで政治を揺さぶり、若い世代の存在感を示してきた。シールズは2015年5月3日の憲法記念日に、東京都内の明治学院や立教、上智などミッション系の私立大学生たちが結成したとされる。メンバーは集まることもあるが、集まれなくても無料通信アプリ「LINE(ライン)」などで手際よく物事を決める。「安保法制反対」でゆるやかにつながり、東北や関西、沖縄でもグループが生まれた。 グループは国会前や各地で集会を開き、安倍政権批判を展開。若い世代の共感を呼び、抗議のうねりは安保関連法が成立する昨年9月に頂点に達する。その後も活動を続け、今年の参院選では野党共闘の成立に貢献した。 グループの解散は当初から参院選後と決まっていた。中心メンバーの一人である奥田愛基(あき)さん(24)は公示前に取材に応じ、解散について「さびしくはない。むしろすがすがしいくらいの気持ち。今後もっとできることがあると思っている。解散が惜しいと思うなら自分で動き出してほしい」と語っていた。 同じく中心メンバーの明治大大学院生、千葉泰真(やすまさ)さん(25)は13日、これまでの活動を振り返って「参院選の野党共闘など新しいことができ、貴重な時間だった。変化のきっかけみたいなものを社会に残せたのではないか」と話した。安保関連法が施行され、参院選では改憲勢力が3分の2を超すなど力量の限界を受け止めながらも「シールズという名前はなくなるが、社会の一員として常に自由や民主主義と向き合いながら生きていきたい」と決意を語った。 シールズ関西も13日に大阪市内で記者会見した。メンバーの神戸大大学院生の塩田潤さん(25)は「(参院選で)改憲の危うさを伝えきれなかった反省はあるが、市民参加型の選挙としては大きな前進が見られたと思う」と強調。「日常生活と政治を近づける成果はあった」と語った。 シールズ関西は、東京と同様15日に解散する。一方、沖縄のグループは活動を継続するという。 【ことば】SEALDs 首都圏の学生らが2015年5月に結成し、国会前などで抗議行動を行ってきた。立憲主義を軸に格差是正や平和外交、市民の政治参加などを訴えている。名称は「Students Emergency Action for Liberal Democracy(自由と民主主義のための学生緊急行動)」の頭文字を取って名付けた。20歳から18歳に選挙権が引き下げられることで、共産党系の組織が一般の若者を自分達の思想に引き込もうとカッコイイ名前やオシャレな見た目など若者ウケするように作り出したSEALDsですが、SEALDsほど報道と実態が乖離している組織もなかったように思います。絶対に止めるとした安保法案は可決されましたし、彼らが参院選などで応援した候補者のほとんどが落選。デモでは政治や社会情勢などに不勉強なゆえ幼稚な発言と暴言を連呼してたことで、ほとんどの人は寄り付かず、朝日や毎日のような左派メディアが言うような若者の共感を呼ぶことや広がりを生むことはほとんどなく、SEALDsのメンバーの牛田くんがSEALDsTシャツを着て大学へ行くと馬鹿にされるようになったとツイッターで嘆いていることもありました。こんな感じに普通の若者は彼らの活動に対し嫌悪し馬鹿にし否定もし近づく人はほとんどおらず、SEALDs主催の公演では団塊の世代から上の中高年が来るだけ、学生運動をしてきたようなジジババが自分の青春時代を重ね合わせてチヤホヤしているだけでした。結果だけ見れば、現実政治の世界ではいつも負けっぱなしで、彼らの活動は一定の成果や効果すら生み出しませんでした。そして、彼らが主張する「民主主義を守れ」や「立憲主義を守れ」もとても胡散臭い印象を与える言葉になってしまいました。SEALDsの若者が政治運動に没頭し専念しすぎてきたことで就職や進学もままならないメンバーさえも出てきて、ツイッターやフェイスブックで愚痴を言っているメンバーも出ていますが、彼らが嫌っている安倍政権によって若者の就職内定率が格段に上がっても政治運動に熱心な彼らは企業からも敬遠されるのが現実だったわけですけども、そんな彼らが就職できなくても周りのサヨクな人達が職の面倒を見て上げるものだと思っていたのですが、現実はそうじゃなくて利用するだけ利用して利用価値がなくなればポイしているのが、いつものようにサヨクの薄情さがよく表れていると思いました。朝日や毎日が必死で持ち上げてもSEALDsがバカの集団だったと広く認知されているのは良いことだと思います。メディアに騙される人がそれだけ減ったという事の証明になりますし。