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2015年12月02日(水) 流行語大賞を私物化して悦に入る選考委員たち。

訪日歓迎? 実はデモ=ルクセンブルク首相が勘違い(時事通信 12月2日)

ルクセンブルクのベッテル首相は1日の安倍晋三首相との首脳会談で、
7月に訪日した際、国会審議段階だった安全保障関連法への反対デモを
自らの歓迎行事と勘違いしたことを明かした。
 
 ベッテル氏は、安保法が衆院で通過した7月16日に来日し、
翌17日に首相官邸で安倍氏と会談した。
当時、官邸や国会周辺では反対派のデモが行われており、
ベッテル氏は太鼓の音などを聞いて歓迎行事と取り違えたようだ。
 ベッテル氏は今回の会談で、
「安全保障に寄与する極めて重要な視点が盛り込まれたものだ」と安保法を評価。
デモに関しては「なぜ戦争をしないための法律なのに
日本人は反対しているのかと疑問に思った」と述べた。


海外のデモを見てると、けっこう殺伐としていたりするので、

ドンチャン騒いで歌って踊っていたらデモとは思わず

訪日を歓迎してくれてるって勘違いしちゃうのも無理はないかもしれませんね(笑)

>「なぜ戦争をしないための法律なのに日本人は反対しているのかと疑問に思った」

いろいろ理由はあるんですけど、ほとんどの人が法案の中身を理解していないからです。

それに同調していた野党議員も情けない話です。

流行語大賞】「爆買い」と「トリプルスリー」に決定
トップテンには「アベ政治を許さない」「SEALDs」なども…
(産経新聞 12月1日)

今年話題となった言葉に贈られる「2015ユーキャン新語・流行語大賞」の
年間大賞とトップテンが1日、「現代用語の基礎知識」を発行する自由国民社から発表された。
年間大賞には、来日中国人が大量に買い物する「爆買い」と
打率3割、30本塁打、30盗塁を達成したプロ野球の
柳田悠岐選手(ソフトバンク)と山田哲人選手(ヤクルト)の「トリプルスリー」が選ばれた。

 トップテンは以下の通り(五十音順)

 アベ政治を許さない▽安心してください、穿いてますよ。▽一億総活躍社会
▽エンブレム▽五郎丸(ポーズ)▽SEALDs▽トリプルスリー
▽ドローン▽爆買い▽まいにち、修造!








野球にほとんど興味がないこともあって大賞に選ばれた

「トリプルスリー」なんてこの発表で初めて聞いて意味も知った言葉でした。

ツイッターを見ていても「トリプスリーってなに?」とツイートしている人が多く、

私がフォローしている人の多くも知らないとツイートしていて、

知らないとツイートした人に野球好きなフォロワーがリプ(返信)で

解説している光景をいっぱい見たのですが、

説明しなきゃいけない言葉を果たして流行語と言えるのかどうか疑問です。

トリプルスリーもスポーツ報道などで話題にはなったのでしょうけど、

話題になっても瞬間的と言えるようなもので、

同じスポーツに関する言葉でトップテン入りした「五郎丸ポーズ」なら、

ラグビーワールドカップで大活躍し報道のみならずバラエティ番組などでも

毎日のように紹介されたりして一躍時の人となり、

老若男女の多くがポーズも覚えたほどなので、

こちらのほうが流行語の大賞に相応しいと思うのですが。

野球の言葉が選ばれてしまったのは選考委員で野球好きのやくみつる氏のごり押しなんでしょうか。

野球の言葉で話題なら「野球賭博」の方だと思うんですけどね。

そう言えば、野球賭博でクビになった巨人の選手も3人だったので

この人たちのことをトリプルスリーと勘違いしていた人もいました(笑)

自画自賛ではないのか? 「アベ政治を許さない」呼びかけ人の鳥越俊太郎氏が選考委員長(産経新聞 12月1日)



「アベ政治を−」は、選考委員長自身が携わった安保反対運動から生まれた
スローガンで、
“身びいき”“自画自賛”と受け止められかねない。

 「新語・流行語大賞は日本の社会の現実を映す鏡。
日本の社会がトップ10の中から見えてくる。
選考委員は、歪みのない現実を映す鏡を作ったつもりだ」

 賞の選考委員長を務めるジャーナリストの鳥越俊太郎氏は1日、
東京都内で開かれた表彰式で、こう語った。配布された鳥越氏の選評文には
「今年は自民・公明が支える安倍政権が衆・参両院で
安保法制を強行採決した結果、国民の反対運度(原文のママ)も広がり、
政治関連の言葉がどうしても多数となった」とも記されていた。

「アベ政治を許さない」は、発案した作家の沢地久枝さんが受賞した。
ただ、鳥越氏も沢地さんとともに「『アベ政治を許さない!』国民の一斉行動デー」と題した
安保法案抗議運動を呼びかけた一人だ。
鳥越氏は「現代用語の基礎知識2016」(自由国民社)のインタビュー記事で、
運動の経緯などを説明しつつ、安倍政権の対応を批判している。
こうした鳥越氏の主張が選考にどう影響したのか、表彰式では説明されなかった。

一方、選考委員を務める漫画家、やくみつる氏は選評文で
「そりゃ選考委員のそれぞれには、日頃の政治的スタンスというものがある。
しかし、流行語の選考はそれに立脚したものではない」と、
賞の“私物化”を否定した。


>やくみつる氏は選評文で
>「そりゃ選考委員のそれぞれには、日頃の政治的スタンスというものがある。
>しかし、流行語の選考はそれに立脚したものではない」と、賞の“私物化”を否定した。

そりゃ同じ思想の人たちが集まればそう思うわな。

選考委員会の面々がおサヨク様揃いなので、

先月に発表された大賞候補に選ばれた50個の言葉の中にも

I AM KENJI/I am not ABE/早く質問しろよ/
戦争法案/自民党、感じ悪いよね/とりま、廃案/

など極々一部の人達だけが使っていた政権批判な政治色の強い言葉が強引に入っていましたし、

トップ10にも必ず何かが選ばれるとは思っていて、

SEALDsは報道でも多く取り上げられていたのでランキング入りしたのは分かるんですけど、

「アベ政治を許さない」なんて極々一部でしか流行ってなかったのを無理やり選んで、

なんとか流行語として残しておきたいのがありありと出てますよね。













名塚元哉 |←ホームページ