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2015年11月29日(日) 相次いで炎上する中年男性たち。

「同性愛は異常」 神奈川・海老名市議がツイッターで差別発言(カナロコ by 神奈川新聞 11月29日)

海老名市の鶴指真澄市議(71)=無所属=が、「同性愛は異常」
「生物の根底を変える異常動物だ」などと同性愛者を差別する発言を
ツイッター上に投稿していたことが29日、分かった。

 鶴指市議は同日未明、自らのツイッター上で
「同性愛は異常なのだ。異常人間の行動を正当化した報道はするな」
「異常人間が多くなれば人類の破滅、まじめな人間をほめる方法を考えろ、
異常なことをすることを取り上げる必要はない」などと発言した。

 これに対して、ツイッター上では、「差別であり、人権侵害」
「謝ったり、文章を削除したくらいでは許される話ではない」
「公職を即刻辞すべきだ」などと批判の声が相次いだ。

 鶴指市議は、投稿から約10時間後の29日午前11時過ぎ、再び自身のツイッターに
「不適切な表現であったことを深くお詫び申し上げます」とする謝罪を投稿した。

 鶴指市議は神奈川新聞の取材に対し、
「酒を飲んで酔った勢いでいたずらとしてやってしまった。
軽はずみな行動、不適切な表現で深く反省している」と釈明。
投稿を撤回、削除したことを明らかにした。

 同性愛や同性愛婚については「普段から深く考えていたわけではなく、
ツイッター上で同性愛婚のニュースを見て、たまたま思い付いた表現を使ってしまった。
同性愛は個人の自由で、本人の思いを尊重したい」と話した。

 自らの発言については「『差別発言だ』というご指摘の通りだと思う」とする一方で、
「(議員辞職については)現時点では考えていない。
引き続き、謝罪の気持ちを伝えていきたい」と話した。

 鶴指市議は3期目。2013年11月から14年11月まで
海老名市議会副議長を務め、今月15日の同市議選で当選を果たしていた。


「同性愛者は異常動物」 海老名市議が不適切ツイート(朝日新聞 11月29日)

鶴指市議は朝日新聞の取材に対し、
「酒を飲んでいて、カッときた拍子に書いてしまった。
同性愛は個人の自由だと思うが、基本的には男女の別があるので少しおかしい」と話した。

 鶴指市議はほぼ同時刻に朝日新聞のアカウントに対しても、
「マスコミの責任感のない記事掲載が問題だ」「同性愛は異常なのだ」とメッセージを送っていた。

 同性愛や性同一性障害について、東京都渋谷区で11月、
同性カップルを公的にパートナーと認める制度を始めるなど、
差別をなくす動きが進んでいる。




この市議会議員、深夜にツイートして朝になって起きてツイッターを確認したら、

批判殺到で慌てて削除していたみたいですが時すでに遅し、

ネットは保存できて拡散もできるということまでは理解していなかったようで、

返って騒ぎは大きく発展し、

議員の差別発言として新聞やテレビニュースにまで取り上げられる事態になっています。

同性愛について理解できなくて嫌いだと思っている人がいることも確かで、

特に中高年にその傾向が強いみたいですが、

わざわざ、それを言いますか。って話なんですよ。

しかも「異常動物」なんて言葉まで使って思いっきり差別と侮辱している。

それを市議会議員という立場の人が不特定多数が見られるネットに書くなんて、

大炎上するに決まっているじゃないですか。

言い訳が「酒に酔った勢いでやってしまった」なんですけど、

つい先日、暴言の数々で炎上してネットのみならず新聞やテレビも賑わした

新潟日報の報道部長が使っていたのと同じ言い訳なんですけど、

酒に酔っていたら許されるとでも思っているのも呆れたもんですし、

本当に酔っていたのだとしたら、

普段は理性で押さえているものが酒によって理性の箍が外れて

言動に出てきたんじゃないでしょうか。

でないと、ニュースを見ただけで「異常動物」だなんて思いつかないでしょう。

性的マイノリティに我が国でもようやく理解が深まりつつある中において、

理性で押さえつつも思想の根底では露骨な差別をやっていて、

それが酒によって表立って出てくる、

発言が不適切だったと思っているだけで、

自分が理解できないものは気持ち悪いやおかしいと考えているような議員は

この時代の市議として相応しくないんじゃないかと思います。


















名塚元哉 |←ホームページ