9月21日からスタートしたPerfumeメジャーデビュー10周年のお祝いイベント「Perfume Anniversary 10days 2015 PPPPPPPPPP」の武道館を10日間貸しきって行われるイベントやライブの5日目となる先週土曜日9月26日のday5「LIVE 3:5:6:9」に参戦してきました。「LIVE 3:5:6:9」は武道館の4公演と広島グリーンアリーナでの2公演が行われまして、私が参戦したday5はワンマンライブの初日となります。今回も全ての公演が終了するまでネタバレは禁止なのでセットリストや演出など細かいことはまだ書けませんが、ネタバレできないと「素晴らしい」や「最高」みたいな月並みな言葉しか使えないんですけど、とてつもなく素晴らしい最高のライブでした。どれぐらい、とてつもなく素晴らしい最高のライブだったかと言うと、広島でデビューして15年でメジャーデビューしてから10年目になり不動の人気もあるのに、それに安心して人気にあぐらをかいて「ファンならこれまでと同じようなことしてても喜ぶだろう」という気持ちが一切無くて、Perfumeも支えるチームPerfumeももっとファンが喜ぶものを、もっとファンが驚くようなことは何なのかを考えに考え抜いたことが分かる、これまで以上のものをまだ私たちに見せてくれますか!という感じに期待値以上の驚きと興奮と感動が得られる超盛りだくさんな内容で最初から最後までとてつもなく素晴らしい最高のライブだったのです。パンフレットを読むとこのライブのために2年前から3人が構想を練りその構想をカタチにするためにチームが準備を始めていたというのですから驚きです。このライブをカタチにするために途方もない努力と苦労があったことでしょう。それなのにチケット代は¥7.560という破格の安さ!こんな凄い演出のライブをこの値段では安すぎるんじゃないですか!ハッキリ言って赤字なんじゃないですか!と心配になっちゃうレベルの凄さなんです。まあ、今回に限らずPerfumeのライブはいつも演出が凄すぎるのにチケット代が安くて採算が取れてるのかと心配になるレベルですけどね。筋肉少女帯の大槻ケンヂさんが「ライブはグッズが売れて、ようやくトントンか黒字になるからグッズ買ってください」とライブの度によくお願いしていますが、派手な演出のないライブでもそれならPerfumeなんてグッズが売れても黒字になっているのかどうか…。また、ライブ全体を通して特に感じたのは、Perfumeからは15年も活動を続けてこられたことへの感謝とこれまでの活動に携わってきたファンを含めた全ての人への感謝、ファンからはPerfumeへの祝福と感謝の優しい15年間の愛を感じさせ愛に包まれたライブだったということです。楽しい楽しいライブが続いた後のアンコールのあの演出はある意味で反則ですよ。あんなの号泣必至ですやん。このまま解散しちゃうんじゃないかと錯覚しちゃいましたから。これからあの曲を聴くたびにライブで観た美しすぎた光景が思い出されて目頭が熱くなることは確実ですよ。というか、これを書きながら思い出してまた目頭が熱くなってます。あ、安心してくださいね解散はまだ無いですから。「求めてくれる人がいる限り私たちは活動を続けます。とは言え私たちも27歳、 キャピキャピした感じはもう出せないけど、かっこいいPerfumeを見せていきたいと思います」あ〜ちゃんもこう言ってましたからね。やっぱ最新のPerfumeが最高のPerfumeなんですよ。過去の良かったものを上書きしちゃうんですよ。ところで、武道館で私の座席は1階南の最上段だったのですが、横が音響や舞台演出などを手がけるスタッフが陣取るPA席でした。席の後ろが通路だったんですけど、ライブが始まる直前に慌しくなったかと思ったら、席の後ろの通路にマネージャーのもっさんやその他大勢のDVD特典のドキュメントで見た顔のスタッフさんたちが並んでステージを観ているという事態になってちょっと緊張しました。振付師のMIKIKO先生も相変わらずの美しさでございました。結成15周年・デビュー10周年の集大成でどこを切り取っても凄いライブだったし、その先を感じさせる圧巻のライブだったわけですが、今回の「LIVE 3:5:6:9」はもう1回、今度は広島で観られるので楽しみです。Perfumeのライブはいつも1回だけじゃ物足りない、もっと観たくなるライブですから、2公演申し込んで正解でした。Perfume「SXSW」ライブが総務大臣賞・ACCグランプリを受賞(ナタリー 9月26日)ACC(全日本シーエム放送連盟)による日本最大級の広告賞「2015 55th ACC CM FESTIVAL」において、フィルム部門AおよびB、ラジオCM部門、マーケティング・エフェクティブネス部門、インタラクティブ部門の中から各5作品がグランプリに決定。インタラクティブ部門でPerfumeのライブパフォーマンスが総務大臣賞 / ACCグランプリを受賞した。今回受賞したのは、今年3月にアメリカ・テキサス州オースティンのフェスティバル「SXSW 2015」で行ったパフォーマンス。ライブの1曲目「STORY(SXSW-MIX)」はYouTubeのライブストリーミングを使って生配信され、中継映像では3人が実際にライブをしている様子とCGによるライブハウスがリアルタイムで合成された。インタラクティブ部門審査委員長の北風勝氏は受賞理由について「リアルなライブ会場とバーチャル世界を自在に行き来する大胆なチャレンジが審査員の心をわしづかみにしました」とコメントしている。なお同じくインタラクティブ部門では、Perfumeの楽曲の歌詞を世界中の人々の力で46種類の言語に翻訳するというプロジェクト「Perfume Translyrics Project」もACCファイナリストとしてノミネートされた。またフィルム部門Bカテゴリーでは、Perfumeがカメオ出演したことでも話題になったOK Go「I Won't Let You Down」のミュージックビデオが総務大臣賞・ACCグランプリを受賞している。受賞は当然と言えます。こんな見るものを釘付けにするすごい作品が賞を取らないことのほうがどうかしてると思います。